APIの唯一の識別子
現在、ほとんどのAPIは通信方式 と path
に基づいて区別されています。ただし、一部の開発プロジェクト(例えば:ECのAPIドキュメント)では、固定なURLを使用し、QueryとHeaderにあるパラメータによってAPIを区別しています。
2.2.9 以降のバージョンでは、Apidogは APIの唯一の識別子
機能を追加しました。 operationId
、Queryパラメータ
、 Bodyパラメータ
及び Headerパラメータ
はAPIを区別する唯一の識別子とすることをサポートできるようになります。
1. 唯一の識別子の設定
唯一の識別子
は、 ディレクトリ
レベルの設定に定義されます。 APIに唯一の識別子を設定したい場合、 親ディレクトリ
で設定する必要があります。必要に応じて唯一の識別子を選択し、「保存」をクリックすると、そのディレクトリの下のすべてのAPIに対して有効になります。
例: eコマースのAPIは、QueryパラメータのActionパラメータを唯一の識別子としたい場合、下記の画像に示すように、Queryパラメータを選択
して、パラメータ名でactionを入力する必要があります。
2. 唯一の識別子のパラメータ値を入力
ディレクトリの唯一の識別子を設定した後、その下にあるAPIをクリックし、変更
タブに切り替えると、APIの基本情報と下記のQueryパラメータの中にK
アイコンが付いています。それは、当該 APIの唯一の識別子
になります。
唯一の識別子の値として、対応するパラメータの下に対応する値を入力できます。
3. APIのページで唯一の識別子を表示
APIの変更
ページで、APIの唯一の識別子の値を入力すると、API
ページ及びオンラインAPIドキュメント
で次の画像のように表示されるようになります。
4. インポート
Query/Headerのパラメータを使用してプロジェクト内のAPIを区別し、OpenAPI 形式
のファイルをApidogにインポートすると、次のページが表示されます。
インポート中のAPIのルールの照会は、インポートのディレクトリ
の設定に左右されます。インポートのディレクトリ
設定の唯一の識別子
が要件を満たしていない場合は、インポート設定でそれを変更できます。変更後、このディレクトリ全体に対して直接有効になります
例:eコマースAPIは、Queryパラメータのactionパラメータを唯一の識別子として使用します。次のページで、変更
をクリックして、Apidogにインポートするときに唯一の識別子を変更します。
ご案内:
- Queryパラメータの
固定値
を使用したユーザーは、この機能は引き続き保持されるため、心配する必要はありません。ただし、インポート時に、固定値
はURLに基づいて上書きの判断が行われるため、固定値
を使用したユーザーは唯一の識別子
も使用することをお勧めします。 - 唯一の識別子は、複数のパラメータをサポートします。
- ディレクトリ内に、いずれかのサブディレクトリのみが
唯一の識別子
として設定されている場合、Swaggerをインポートしてすべてのディレクトリを更新しようとする時に、すべてのプロジェクトをルートディレクトリにインポートして更新しないようにしてください。唯一の識別子
が設定されたAPIのみを当該サブディレクトリにインポートすることをお勧めします
5. Mockのデータ
バージョン2.2.24 以降、APIの唯一の識別子
をBodyパラメータ
またはHeaderパラメータ
として設定している場合は、Mockのデータを取得するために、唯一の識別子のパラメータ名と値
をPath
と一緒に送信する必要があります。
ご案内:
- APIの
唯一の識別子
をBodyパラメータ
またはHeaderパラメータ
として設定している場合は、フロントエンド開発者は、開発中にMockのデータを取得するために、唯一の識別子のパラメータ名と値
をPath
と一緒に送信する必要があります。 唯一の識別子
があるプロジェクトでは、同じURLを持っているAPIに唯一の識別子
が設定されない状況を避けるように、APIドキュメントを標準化にする必要があります。こうして、正確なMockデータを取得できないことが避けられます。