API用語集は、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)に関連する様々な要素や情報をまとめたものを指します。API用語集の目的は、開発者にAPIに関する信頼できる情報源を提供することです。
これにより、開発者がAPIの概念や用語を理解し、効果的にAPIを活用するためのリソースとして役立ちます。API業界の専門用語や規則に精通することで、開発者はAPIの設計や実装におけるベストプラクティスに従い、高品質なAPIを構築することができます。
APIとは?
APIとは、異なるソフトウェアコンポーネント間の相互作用や通信方法を定義する一連のルールとプロトコルです。他のソフトウェアシステム、プラットフォーム、またはサービスと統合するアプリケーションを構築する際に、開発者が従う必要のある方法、データ形式、および規則を指定します。

APIは、クラウドコンピューティング、モバイルアプリケーション、および異なるソフトウェアシステムやプラットフォーム間の相互接続と統合の必要性の高まりにより、近年大きな注目を集め、広く採用されるようになりました。DataHorizon Researchによると、API管理の市場規模は2022年に52億米ドルと評価され、2032年までに419億米ドルに達すると予測されており、年平均成長率(CAGR)は23.3%となっています。
APIは、Webサービス、モバイルアプリケーション、クラウドプラットフォームなど、様々な分野で活用されています。APIの設計、開発、管理、ドキュメント化、セキュリティなどの側面に関する知識は、現代のソフトウェア開発者にとって不可欠なスキルとなっています。
Aiohttp
Aiohttpは、Pythonにおける非同期HTTPクライアント/サーバーフレームワークです。asyncio を使用して、高性能で非同期な Web アプリケーションを構築することができます。

AJAX
AJAXは、Asynchronous JavaScript and XMLの略で、Webページの一部を更新するために、バックグラウンドでサーバーとデータをやり取りする手法です。ページ全体を更新することなく、動的にコンテンツを変更できます。

API Blueprint
API Blueprintは、APIの設計と文書化のための高レベルなマークアップ言語です。Markdown構文を使用して、APIの構造、リソース、パラメータ、レスポンスなどを記述します。

API Cookie
API Cookieは、APIリクエストに含まれるHTTPクッキーのことを指します。認証トークンやセッション情報などを保持するために使用されます。

API Gateway
API Gatewayは、APIの入り口となるサーバーで、リクエストの認証、ルーティング、レート制限、モニタリングなどの機能を提供します。複数のバックエンドサービスを統合し、一貫したインターフェースを提供します。

API Hub
API Hubは、Apidogによって提供されたサードパーティのAPIプロジェクトをまとめるプラットフォームです。開発者にAPIの検索、学習、利用のための中心的なプラットフォームを提供します。
API Key
API Keyは、APIへのアクセスを認証および制御するために使用される一意の文字列です。APIクライアントは、リクエストにAPI Keyを含めることで、APIサーバーに自身を識別します。

APIガバナンス
APIガバナンスは、組織内でAPIの設計、開発、公開、管理、運用に関する一連のルール、プロセス、ベストプラクティスを定義し、それらが適切に遵守されていることを確保する取り組みです。
Apidoc
Apidocは、コメントベースのAPIドキュメント生成ツールです。ソースコードのコメントからAPIドキュメントを自動生成し、開発者がAPIの利用方法を理解しやすくします。

Apidog
Apidogは、API設計、ドキュメンテーション、デバッグ、モック、テスト自動化などにも全面的に対応できるAPI管理ツールいなります。APIに関連する作業をより効率的に行えるために便利なツールキットです。
Apidog CLI
Apidog CLIは、コマンドラインインターフェースから操作できるApidogツールです。APIドキュメントの生成をコマンドラインから実行できます。

APIs as a Product
APIs as a Productは、APIを単なる技術的な要素ではなく、顧客に価値を提供する製品として捉える考え方です。APIはビジネス戦略の一部として設計・管理され、収益化や価値創造に貢献します。
APIアーキテクチャ
APIアーキテクチャは、APIを設計・開発する際の全体的な構造と原則を定義したものです。APIの構成要素、通信プロトコル、データ形式、セキュリティ、スケーラビリティなどの観点から設計されます。

APIアクセス
APIアクセスは、APIクライアントがAPIサーバーに対してリクエストを送信し、レスポンスを受け取るプロセスを指します。APIの認証、認可、レート制限などの制御が行われます。
APIエコシステム
APIエコシステムは、APIを中心とした関係者たちの相互作用と価値創造のネットワークを指します。APIプロバイダー、開発者、パートナー、ユーザーなどが協力し、イノベーションを促進します。
APIエコノミー
APIエコノミーは、APIを介してデータやサービスを共有・統合することで生まれる経済的価値のことを指します。APIを活用して新たなビジネスモデルやサービスを創出し、収益化を図ります。
APIクライアント
APIクライアントは、APIを利用するアプリケーションやシステムのことを指します。APIサーバーに対してリクエストを送信し、レスポンスを受け取ります。

APIコラボレーション
APIコラボレーションは、複数の関係者がAPIを介して協力し、新しい価値を創造するプロセスを指します。APIを共有し、データやサービスを組み合わせることで、イノベーションを促進します。
APIサーバー
APIサーバーは、APIを提供するサーバーのことを指します。APIクライアントからのリクエストを受け取り、適切な処理を行い、レスポンスを返します。

APIスロットリング
APIスロットリングは、APIへの過度なリクエストを制御するための手法です。一定時間内のリクエスト数を制限することで、サーバーの負荷を管理し、APIの可用性を維持します。
APIテスト
APIテストは、APIの機能、性能、セキュリティなどを検証するプロセスです。ユニットテスト、統合テスト、負荷テストなどを実施し、APIの品質を確保します。

APIのバージョン管理
APIのバージョン管理は、APIの変更や更新を管理するプロセスです。バックワード互換性を維持しつつ、新しい機能を追加したり、既存の機能を改善したりします。

APIのライフサイクル
APIのライフサイクルは、APIの計画、設計、開発、テスト、公開、運用、廃止までの一連のプロセスを指します。各フェーズで適切な管理とガバナンスが必要です。
APIファースト
APIファーストは、アプリケーション開発においてAPIを中心に設計・開発するアプローチです。APIを最初に定義し、それに基づいてクライアントとサーバーを実装します。
APIプラットフォーム
APIプラットフォームは、APIの開発、管理、公開、モニタリングなどの機能を提供する統合的なシステムです。API開発者とAPIの利用者をつなぐ役割を担います。
APIフレームワーク
APIフレームワークは、APIの開発を効率化するためのツールやライブラリの集合です。共通的な機能を提供し、開発者はビジネスロジックに集中できます。

APIヘッダー
APIヘッダーは、APIリクエストやレスポンスに含まれる追加情報を指定するためのHTTPヘッダーです。認証トークン、コンテントタイプ、キャッシュ制御などの情報を含めます。

APIポータル
APIポータルは、APIの公開、ドキュメント提供、利用者との連携を行うためのWebサイトやポータルシステムです。APIの利用方法や利用規約、課金情報などを提供します。
APIマーケットプレイス
APIマーケットプレイスは、APIの公開と利用を促進するためのオンラインマーケットです。APIプロバイダーはAPIを公開し、開発者はAPIを検索・利用できます。
APIモック
APIモックは、APIの開発やテストの際に使用される模擬的なAPIサーバーです。実際のAPIサーバーの代わりに、定義された応答を返すことで、クライアント側の開発を並行して進められます。

APIモニタリング
APIモニタリングは、APIの稼働状況、パフォーマンス、エラー率などを監視・追跡するプロセスです。APIの健全性を確保し、問題の早期発見と対応を可能にします。
APIリクエスト
APIリクエストは、APIクライアントがAPIサーバーに対して送信する要求メッセージです。リソースの取得、作成、更新、削除などの操作を指定します。

APIリファレンス
APIリファレンスは、APIの詳細な仕様や利用方法を記載したドキュメントです。エンドポイント、パラメータ、レスポンスの構造、認証方法などを説明します。

APIレスポンス
APIレスポンスは、APIサーバーがAPIクライアントに対して返す応答メッセージです。リクエストの結果やデータ、ステータスコードなどが含まれます。

API開発
API開発は、APIの設計、実装、テスト、デプロイを行うプロセスです。APIの要件を満たすために、適切なアーキテクチャとフレームワークを選択し、API仕様に基づいて開発します。

API管理
API管理は、APIのライフサイクル全体を通じて、APIの設計、開発、公開、運用、セキュリティ、モニタリングなどを包括的に管理するプロセスです。

API呼び出し
API呼び出しは、APIクライアントがAPIサーバーに対してリクエストを送信し、レスポンスを受け取る一連の流れを指します。

API仕様
API仕様は、APIの機能、インターフェース、データ構造、通信プロトコルなどを定義した文書です。OpenAPIやAPI Blueprintなどの標準的な記述形式を使用します。

API設計
API設計は、APIの構造、インターフェース、データモデル、セキュリティ、エラーハンドリングなどを計画・定義するプロセスです。APIの利用者にとって直感的で一貫性のあるAPIを設計します。

API定義
API定義は、APIの仕様を明確に記述することを指します。エンドポイント、HTTPメソッド、パラメータ、レスポンスの構造などを詳細に定義します。
API認証
API認証は、APIクライアントの身元を確認し、APIへのアクセスを制御するプロセスです。API Key、OAuth、JWTなどの認証メカニズムを使用します。

API連携
API連携は、複数のAPIを組み合わせて、新しい機能やサービスを創出することを指します。異なるシステム間でデータやサービスを統合し、付加価値を生み出します。

Axios
Axiosは、JavaScriptのHTTPクライアントライブラリで、ブラウザとNode.js環境の両方で動作します。シンプルで使いやすいAPIを提供し、リクエストとレスポンスの傍受、リクエストの取り消し、JSONデータの自動変換などの機能を備えています。

Bearer Token
Bearer Tokenは、APIの認証に使用されるトークンの一種です。通常、認証後にサーバーから発行され、その後のリクエストにおいてHTTPヘッダーに含められます。トークンを提示することで、ユーザーの認証状態を維持できます。

Body
HTTPリクエストやレスポンスのBodyは、メッセージの本文を含む部分です。リクエストBodyには、サーバーに送信するデータ(JSONやフォームデータなど)が含まれ、レスポンスBodyにはサーバーから返されるデータが含まれます。

CI/CD
CI/CDは、Continuous Integration(継続的インテグレーション)とContinuous Delivery/Deployment(継続的デリバリー/デプロイメント)の略称です。アプリケーションの構築、テスト、デプロイを自動化するプロセスを指し、開発の効率化と品質向上を目的としています。

Content-Type
Content-Typeは、HTTPヘッダーの一つで、リクエストやレスポンスのボディに含まれるデータの種類(MIMEタイプ)を示します。例えば、JSONデータの場合は「application/json」、フォームデータの場合は「application/x-www-form-urlencoded」などがあります。

CORS
CORSは、Cross-Origin Resource Sharing(クロスオリジンリソース共有)の略称です。異なるオリジン(ドメイン、プロトコル、ポート)間でのリソースのアクセスを制御するセキュリティメカニズムであり、APIのセキュリティと柔軟性の両立に役立ちます。
CRUD
CRUDは、Create(作成)、Read(読み取り)、Update(更新)、Delete(削除)の頭文字を取ったもので、データ操作の基本的な4つの機能を表しています。RESTfulなAPIでは、これらの操作はHTTPメソッド(POST、GET、PUT/PATCH、DELETE)に対応付けられます。

cURL
cURLは、コマンドライン上でHTTPリクエストを送信するためのツールです。URLを指定してGETリクエストを送信したり、HTTPメソッドやヘッダー、ボディを指定してより詳細なリクエストを送信することができます。

DDoS
DDoSは、Distributed Denial of Service(分散型サービス拒否攻撃)の略称です。多数の攻撃者が同時に大量のリクエストを送信することで、サーバーやネットワークに過剰な負荷をかけ、サービスを利用不可能な状態にする攻撃手法のことを指します。
DELETE
DELETEは、HTTPメソッドの一つで、指定したリソースを削除するために使用されます。RESTfulなAPIでは、リソースの削除操作に対応しています。

DevOps
DevOpsは、Development(開発)とOperations(運用)を組み合わせた用語で、開発と運用の連携を重視するソフトウェア開発手法を指します。自動化、コラボレーション、継続的デリバリーなどの実践により、アプリケーションの開発と運用の効率化を目指します。
Django
Djangoは、Pythonで書かれたWebアプリケーションフレームワークです。MVT(Model-View-Template)アーキテクチャに基づいており、データベース操作、URLルーティング、テンプレートエンジンなどの機能を提供します。APIの開発にも使用できます。
Endpoint
Endpointは、APIの特定の機能やリソースにアクセスするためのURLのことを指します。各エンドポイントは、HTTPメソッドと組み合わせて使用され、APIの操作(データの取得、作成、更新、削除など)を実現します。

FastAPI
FastAPIは、Pythonで書かれた高速で使いやすいWebフレームワークです。Starlette(非同期Webフレームワーク)とPydantic(データバリデーションライブラリ)をベースにしており、モダンなAPIの開発に適しています。

Fetch
Fetchは、JavaScriptのネイティブAPIで、ブラウザ環境でHTTPリクエストを送信するために使用されます。PromiseベースのAPIを提供し、レスポンスの処理や例外処理を簡潔に記述できます。

Flask
Flaskは、Pythonで書かれた軽量なWebアプリケーションフレームワークです。シンプルで拡張性の高いアーキテクチャを特徴とし、APIの開発にも適しています。Jinja2テンプレートエンジンとWerkzeugWSGIツールキットを使用しています。

Form-Data
Form-Dataは、HTTPリクエストのボディに含まれるデータの形式の一つです。主にフォームデータの送信に使用され、キーと値のペアを含むマルチパートデータとして構成されます。ファイルのアップロードにも使用されます。

GET
GETは、HTTPメソッドの一つで、指定したリソースを取得するために使用されます。RESTfulなAPIでは、リソースの読み取り操作に対応しています。

GitHub
GitHubは、Gitリポジトリのホスティングサービスです。ソースコードの管理、バージョン管理、コラボレーション、issue管理などの機能を提供し、オープンソースプロジェクトや個人プロジェクトの開発に広く使用されています。
GitLab
GitLabは、Gitリポジトリのホスティングサービスで、GitHub同様にソースコードの管理、バージョン管理、コラボレーション、issue管理などの機能を提供します。セルフホスティングが可能で、CI/CDパイプラインの構築にも使用されます。
GraphQL
GraphQLは、APIのためのクエリ言語で、リソース間の関係を考慮したデータ取得を可能にします。クライアントは必要なデータを指定してリクエストを送信し、サーバーは要求されたデータのみを返します。RESTの代替として使用されることがあります。

gRPC
gRPCは、Google社が開発した高性能なリモートプロシージャコール(RPC)フレームワークです。Protocol Buffersを使用してインターフェースを定義し、HTTP/2上で動作します。マイクロサービス間の通信に適しています。

HEAD
HEADは、HTTPメソッドの一つで、指定したリソースのヘッダー情報のみを取得するために使用されます。GETリクエストと同様ですが、レスポンスのボディは返されません。
HTTP
HTTPは、Hypertext Transfer Protocol(ハイパーテキスト転送プロトコル)の略称で、クライアントとサーバー間でデータを転送するためのプロトコルです。リクエストとレスポンスの交換に基づいており、ステートレスな通信を特徴としています。
HTTPie
HTTPieは、コマンドライン上でHTTPリクエストを送信するためのユーザーフレンドリーなツールです。直感的なコマンド構文を提供し、ヘッダー、ボディ、認証、フォームデータなどを簡単に指定できます。

HTTPX
HTTPXは、Pythonの非同期HTTPクライアントライブラリです。Starlette(非同期Webフレームワーク)をベースにしており、同期的な使用も可能です。リクエストとレスポンスの処理、認証、クッキー管理などの機能を提供します。

HTTPメソッド
HTTPメソッドは、HTTPリクエストの種類を示すもので、クライアントがサーバーに対して実行したい操作を指定します。主なメソッドには、GET(リソースの取得)、POST(新しいリソースの作成)、PUT/PATCH(リソースの更新)、DELETE(リソースの削除)などがあります。

Jenkins
Jenkinsは、オープンソースの自動化サーバーで、CI/CDパイプラインの構築に使用されます。ビルド、テスト、デプロイなどのタスクを自動化し、ソフトウェア開発のプロセスを効率化します。プラグインによる拡張性が高いのが特徴です。

jQuery
jQueryは、JavaScriptのライブラリで、HTML文書の操作、イベント処理、アニメーション、Ajax(非同期通信)などを簡潔に記述できます。クロスブラウザ対応が優れており、Webアプリケーションの開発に広く使用されています。

JSON
JSONは、JavaScript Object Notation(ジャバスクリプトオブジェクト表記法)の略称で、軽量なデータ交換フォーマットです。キーと値のペアを使用してデータを構造化し、人間にとって読み書きが容易で、マシンにとっても解析が容易です。Web APIでのデータ転送に広く使用されています。
JSONスキーマ
JSONスキーマは、JSONデータの構造とコンテンツを記述するための仕様です。スキーマを使用してデータの検証、ドキュメンテーション、コード生成などを行うことができます。APIのリクエストとレスポンスのデータ構造を定義するために使用されます。

Markdown
Markdownは、シンプルで読みやすいテキストベースのマークアップ言語です。プレーンテキストで書かれた文書を、HTMLなどの他の形式に変換できます。APIドキュメントの作成によく使用されます。
Monolith
Monolithは、単一のアプリケーションとしてまとめられた、密結合のソフトウェアアーキテクチャを指します。すべての機能が1つのコードベースに含まれており、スケーリングや変更の適用が難しくなる傾向があります。マイクロサービスアーキテクチャの対義語として使用されます。
MessagePack
MessagePackは、バイナリベースのデータシリアライゼーションフォーマットです。JSONと比較して、よりコンパクトでシリアライズ/デシリアライズのパフォーマンスに優れています。APIでのデータ転送に使用されることがあります。

OAuth
OAuthは、ユーザーがサードパーティのアプリケーションに対して、自分の情報へのアクセスを許可するための認証・認可プロトコルです。ユーザーの認証情報を直接共有することなく、APIリソースへの制限付きアクセスを提供します。

OpenAPI
OpenAPIは、APIを記述するための仕様で、以前はSwagger仕様として知られていました。APIのエンドポイント、操作、パラメータ、レスポンスなどを定義し、ドキュメンテーション、コード生成、テストの自動化などに利用できます。

OpenID Connect
OpenID Connectは、OAuth 2.0の上に構築された認証プロトコルです。ユーザーの身元を検証し、クレームと呼ばれる追加情報を提供します。シングルサインオン(SSO)の実装に使用されることが多いです。
PATCH
PATCHは、HTTPメソッドの一つで、指定したリソースの一部を更新するために使用されます。PUTメソッドとは異なり、リソースの一部のみを変更できます。RESTfulなAPIでは、リソースの部分的な更新操作に対応しています。

POST
POSTは、HTTPメソッドの一つで、新しいリソースを作成するために使用されます。リクエストのボディにデータを含め、サーバーに送信します。RESTfulなAPIでは、リソースの作成操作に対応しています。

PUT
PUTは、HTTPメソッドの一つで、指定したリソースを更新するために使用されます。リクエストのボディに更新後のデータを含め、サーバーに送信します。RESTfulなAPIでは、リソースの更新操作に対応しています。

RAML
RAMLは、RESTful API Modeling Language(RESTful APIモデリング言語)の略称で、APIの設計と記述のための仕様です。YAML形式を使用してAPIの構造、リソース、メソッド、パラメータなどを定義します。

Raw
Rawは、HTTPリクエストやレスポンスのボディに含まれる未加工のデータを指します。JSONやXMLなどの構造化されたデータ形式ではなく、プレーンテキストやバイナリデータなどの形式で送受信されます。
REST
RESTは、Representational State Transfer(表現形式の状態転送)の略称で、Webサービスを構築するためのアーキテクチャスタイルです。ステートレスなクライアント・サーバー間の通信、HTTPメソッドの使用、リソースの一意な識別子(URI)などの原則に基づいています。

RPC
RPCは、Remote Procedure Call(リモートプロシージャコール)の略称で、あるコンピュータプログラムが、ネットワークを介して別のコンピュータ上のサブルーチンやプロシージャを呼び出すことを可能にする技術です。APIの実装方法の一つとして使用されます。
SOAP
SOAPは、Simple Object Access Protocol(シンプルオブジェクトアクセスプロトコル)の略称で、XMLベースのメッセージング仕様です。Webサービス間でデータを交換するために使用され、拡張性と堅牢性に優れていますが、RESTと比較して複雑です。

SSE
SSEは、Server-Sent Events(サーバー送信イベント)の略称で、サーバーからクライアントへの一方向のリアルタイム通信を可能にするWebテクノロジーです。URLエンドポイントを使用してサーバーに接続し、イベントを受信できます。

Swagger
Swaggerは、OpenAPI仕様に基づいたAPIのドキュメンテーションと設計のためのツール群です。APIの構造を定義し、ドキュメントの生成、APIのテスト、コード生成などを行うことができます。現在ではOpenAPIの名称が主に使用されています。

Unirest
Unirestは、多言語に対応したHTTPクライアントライブラリで、シンプルで統一されたインターフェースを提供します。リクエストの送信、ヘッダーの設定、認証、レスポンスの処理などの機能を備えています。
URI
URIは、Uniform Resource Identifier(統一リソース識別子)の略称で、インターネット上のリソースを一意に識別するための文字列です。URLとURNの総称として使用されます。

URL
URLは、Uniform Resource Locator(統一リソースロケータ)の略称で、インターネット上のリソースの場所を指定するための文字列です。スキーム、ホスト名、パス、クエリパラメータなどで構成されます。

User Agent
User Agentは、クライアントアプリケーションを識別するための文字列で、HTTPリクエストのヘッダーに含まれます。ブラウザやHTTPクライアントライブラリの名称とバージョン情報などが含まれます。
WADL
WADLは、Web Application Description Language(Webアプリケーション記述言語)の略称で、XMLベースのAPIの記述言語です。APIのリソース、メソッド、パラメータ、レスポンスなどを定義します。
Web API
Web APIは、HTTPプロトコルを使用してWebサービスを提供するためのAPIです。クライアントとサーバー間でデータを交換し、アプリケーションの機能を拡張します。RESTやSOAPなどの様々なアーキテクチャスタイルやプロトコルに基づいて実装されます。

Webhook
Webhookは、あるアプリケーションで発生したイベントを、別のアプリケーションに通知するための仕組みです。イベントが発生すると、指定されたURLエンドポイントにHTTPリクエストが送信され、リアルタイムな連携が実現できます。
WebSocket
WebSocketは、クライアントとサーバー間の双方向通信を可能にするプロトコルです。単一のTCP接続を使用し、リアルタイムなデータ交換を実現します。チャットアプリケーションや株価更新などのユースケースに適しています。

Wget
Wgetは、コマンドライン上でファイルをダウンロードするためのツールです。HTTPやFTPなどの様々なプロトコルに対応しており、再帰的なダウンロードやバックグラウンドでの実行などの機能を備えています。
WSDL
WSDLは、Web Services Description Language(Webサービス記述言語)の略称で、XMLベースのインターフェース定義言語です。SOAPベースのWebサービスのインターフェースを記述するために使用され、サービスの操作、メッセージ形式、プロトコルバインディングなどを定義します。
x-www-form-urlencoded
x-www-form-urlencodedは、HTMLフォームデータをエンコードするための形式です。キーと値のペアをアンパサンド(&)で連結し、特殊文字をパーセントエンコーディングします。APIへのPOSTリクエストでフォームデータを送信する際によく使用されます。

XHR
XHRは、XMLHttpRequest(エックスエムエルエイチティーティーピーリクエスト)の略称で、JavaScriptを使用してHTTPリクエストを行うためのブラウザ組み込みのAPIです。非同期通信(Ajax)を実現し、ページ全体を再読み込みせずにデータを送受信できます。

XML
XMLは、Extensible Markup Language(拡張可能なマークアップ言語)の略称で、データを構造化して記述するための汎用的な形式です。タグを使用してデータを階層的に表現し、人間にとって読みやすく、マシンにとっても解析しやすい形式です。APIでのデータ交換に使用されることがあります。
YAML
YAMLは、YAML Ain't Markup Language(ヤムルはマークアップ言語ではない)の略称で、人間にとって読みやすく書きやすいデータシリアライゼーション形式です。インデントを使用して階層構造を表現し、配列やハッシュなどのデータ構造をサポートします。APIの設定ファイルなどに使用されます。

キャッシュ(Cache)
キャッシュは、データやリソースを一時的に保存しておく仕組みです。頻繁にアクセスされるデータをキャッシュに保持することで、応答時間の短縮やサーバーの負荷軽減を図ることができます。APIのレスポンスをキャッシュすることで、パフォーマンスを向上させることができます。
クエリパラメータ
クエリパラメータは、URLの末尾に追加される key=value 形式のパラメータです。URLの一部として送信され、サーバー側でパラメータを解析して処理に利用します。APIでは、フィルタリングやソートなどの条件指定に使用されることが多いです。

クライアントコード
クライアントコードは、APIを呼び出すアプリケーションやスクリプトのコードを指します。HTTPクライアントライブラリやプログラミング言語の標準ライブラリを使用して、APIエンドポイントにリクエストを送信し、レスポンスを処理します。

サーバーレス
サーバーレスは、クラウドプロバイダーが提供する実行環境を利用して、アプリケーションを構築・実行する手法です。開発者はコードに専念し、インフラストラクチャの管理はクラウドプロバイダーに委ねることができます。APIの実装にも使用されます。
シフトレフトテスト
シフトレフトテストは、ソフトウェア開発プロセスの早期段階からテストを実施する手法です。開発とテストを並行して行うことで、欠陥の早期発見と修正を目指します。APIの開発においても、早い段階からテストを実施することが重要です。
ステータスコード
ステータスコードは、HTTPレスポンスのステータスを示す3桁の数値です。リクエストの成功や失敗、エラーの種類などを表します。よく使用されるステータスコードには、200(成功)、400(無効なリクエスト)、401(認証エラー)、404(リソースが見つからない)などがあります。

ステートフル
ステートフルは、サーバーがクライアントの状態を保持している状態を指します。サーバーは、クライアントごとのセッション情報を管理し、リクエスト間で状態を維持します。ステートフルなAPIでは、サーバーリソースの管理が複雑になる傾向があります。

ステートレス
ステートレスは、サーバーがクライアントの状態を保持しない状態を指します。各リクエストは独立しており、必要な情報はすべてリクエストに含まれています。サーバーは、リクエストごとに処理を行い、レスポンスを返します。RESTアーキテクチャはステートレスな性質を持っています。

ドキュメンテーション
ドキュメンテーションは、APIの使用方法や機能を説明するための文書です。エンドポイント、リクエストパラメータ、レスポンス形式、認証方法などの情報を提供します。APIの利用者にとって重要な資料であり、適切に作成・維持する必要があります。

バイナリ(Binary)
バイナリは、コンピュータが直接処理できる2進数形式のデータを指します。テキストデータと対比されるもので、画像、音声、動画などのマルチメディアデータがバイナリ形式で表現されます。APIでは、バイナリデータを送受信することがあります。

パスパラメータ
パスパラメータは、URLのパス部分に含まれる変数です。リソースを一意に識別するために使用されます。APIのエンドポイントでは、パスパラメータを使用して、特定のリソースを指定します。例えば、/users/{id}のようなURLでは、{id}がパスパラメータとなります。

パラメーター
パラメーターは、APIに渡される追加情報です。クエリパラメータ、パスパラメータ、リクエストボディパラメータなどがあります。APIの動作を制御したり、データを絞り込んだりするために使用されます。

プリプロセッサ(前処理)
プリプロセッサは、APIリクエストに対して前処理を行うコンポーネントです。認証、検証、データ変換などの処理を行い、リクエストをバックエンドサービスに渡す前に必要な処理を適用します。
ポストプロセッサ(後処理)
ポストプロセッサは、APIレスポンスに対して後処理を行うコンポーネントです。データのフィルタリング、フォーマット変換、暗号化などの処理を行い、レスポンスをクライアントに返す前に必要な処理を適用します。

マイクロサービス
マイクロサービスは、アプリケーションを小さく独立した複数のサービスに分割するアーキテクチャスタイルです。各サービスは独自のデータベースを持ち、APIを介して通信します。独立したデプロイとスケーリングが可能で、柔軟性と拡張性に優れています。
環境
環境は、APIが実行される環境のことを指します。開発環境、ステージング環境、本番環境などがあり、それぞれ異なる設定やリソースが使用されます。環境に応じて、APIの動作やデータベース、外部サービスとの連携が変わることがあります。

変数
変数は、データの値に名前を割り当てるものです。APIの実装では、リクエストデータ、レスポンスデータ、設定値などを変数に格納します。変数名は目的を表す適切な名前を使用し、値の型やスコープにも注意が必要です。
