Apidog CLIコマンドのオプション
Apidog CLIは、Apidogのコマンドラインツールであり、主にAPIテスト自動化を行うために利用されます。
## CLIのインストール
Apidog CLIは、Node.jsに依存しています。CLIツールを利用するには、まずはNode.js V10以上のバージョンがインストールされていることを確保してください。
npm install -g apidog-cli@latest
コマンドのオプション
コマンドラインのパラメータ
apidog [options]
-h, --help
ヘルプ情報を見る-v, --version
Apidogのバージョン号を表示する
apidog run <file-source> [options]
file-source
は、Apidogからエクスポートした test cases
ファイルの保存パスです。
そのほかのオプション:
オプション | 説明 |
---|---|
-r, --reporters [レポーター] | テストレポートのフォーマットを指定 (デフォルト: cli) |
-n, --iteration-count | 反復実行回数を設定 |
-d, --iteration-data <パス> | 反復実行のためのデータ(JSON/CSV)を設定 |
--external-program-path <パス> | 外部プログラムのパスを指定 (デフォルト: カレントディレクトリ) |
--out-dir <ディレクトリ> | テストレポートの出力ディレクトリを指定 (デフォルト: apidog-reports) |
--out-file <ファイル> | テストレポートのファイル名を指定 (拡張子不要) |
--database-connection <パス> | データベース接続設定ファイルのパスを指定 (URLテストで必須) |
--ignore-redirects | リダイレクト応答の自動フォローを無効化 |
--silent | コンソール出力を抑制 |
--color <値> | コンソールの色出力のon/offを指定 (デフォルト: auto) |
--delay-request [n] | リクエスト間の遅延時間を指定(ミリ秒) (デフォルト: 0) |
--timeout-request [n] | リクエストのタイムアウトを指定(ミリ秒) (デフォルト: 0) |
--timeout-script [n] | スクリプトのタイムアウトを指定(ミリ秒) (デフォルト: 0) |
-k, --insecure | SSL証明書検証を無効化 |
--ssl-client-cert-list <パス> | SSLクライアント証明書リスト(JSON)のパスを指定 |
--ssl-client-cert <パス> | クライアント証明書(PEM)のパスを指定 |
--ssl-client-key <パス> | クライアント秘密鍵のパスを指定 |
--ssl-client-passphrase <パスワード> | 秘密鍵のパスフレーズを指定 |
--ssl-extra-ca-certs <パス> | 追加CA証明書(PEM)のパスを指定 |
--verbose | 詳細情報を出力 |
-h, --help | ヘルプを表示 |
SSL
クライアント証明書
apidog CLIは、クライアント証明書の受け渡しをサポートしています。
単一のSSLクライアント証明書の使用:
--ssl-client-cert
共通 SSLクライアント証明書ファイルのパスを特定する--ssl-client-key
プライベートSSLクライアント証明書のパスを特定する(オプション)--ssl-client-passphrase
SSLのクライアントのパスフレーズを特定する(オプション)
SSLクライアント証明書の設定ファイルの使用(複数の証明書をサポート)
--ssl-client-cert-list
SSLのクライアント証明書リストからJSONファイルのパスを特定する。例えば:ssl-client-cert-list.json
ssl-client-cert-list.json
[
{
"name": "domain1",
"matches": ["https://test.domain1.com/*", "https://www.domain1/*"],
"key": {"src": "./client.domain1.key"},
"cert": {"src": "./client.domain1.crt"},
"passphrase": "changeme"
},
{
"name": "domain2",
"matches": ["https://domain2.com/*"],
"key": {"src": "./client.domain2.key"},
"cert": {"src": "./client.domain2.crt"},
"passphrase": "changeme"
}
]
このオプションは、URLまたはホスト名によって異なるSSLクライアント証明書の設定をサポートします。これは --ssl-client-cert
、--ssl-client-key
、 --ssl-client-passphrase
オプションより優先されています。リスト内のURLがマッチしない場合、これらのオプションはフォールバックオプションとして使用されています。
バージョンアップ
CLIは次のコマンドを使用してApidogのバージョンをアップグレードします:
$ npm install apidog-cli@latest -g