GETメソッドは、HTTPプロトコルにおける主要なリクエストメソッドの一つです。主にサーバーからデータを取得する際に使われるhttpメソッドになります。本文では、GETメソッドを詳しく紹介した上、GETリクエストを簡単に送信する方法を解説します。
GETメソッドとは
GETメソッドとは、ウェブブラウザなどのクライアントがウェブサーバーのリソースを取得するために使用するHTTPプロトコルのリクエストメソッドです。GETメソッドを使ってサーバーの特定のデータを取得するために、URLの後ろにパラメータ(Webサーバーに渡す値)を追加して送信する必要があります。その後、サーバーは渡された値に従って、特定のデータをレスポンスにして返します。GETメソッドは一番シンプルなhttpメソッドともいえ、リクエストしてレスポンスでデータ取得するだけで、サーバー上のデータ添削などの変更操作を全くしていません。
GETメソッドの特徴
GETメソッドはHTTPで定義されている4つの主要なリクエストメソッドの一つです。主に次のような特徴があります。
- データを送信するのではなく、リソースの取得を要求するために使用します。
- 送信したデータはURLのクエリ文字列に追加される形式で送信されます。
- ブックマークに記録することができます。
- キャッシュを行うことができます。
- 平文でデータが送信されるため、送信データ量に制限があります。
- 送信データがURLに表示されるため、POSTに比べてセキュリティ面で劣ります。
- 他のメソッドに比べて使いやすく、拡張性に優れています。
このように、GETメソッドはリソースを取得する目的で使用され、ブックマークやキャッシュが可能でシンプルなリクエスト方法です。しかしデータが平文で送信されるという制限も持っています。
GETメソッドの仕組み
GETメソッドでは、クライアントがリクエストしたいリソースのURIと、リクエストに含める追加のデータをクエリ文字列の形式で指定します。
例えば、検索サイトのトップページにアクセスする場合は単純にサイトのURIのみを指定します。
GET https://example.com/search
検索キーワードを指定して検索結果ページにアクセスする場合は、次のようにクエリ文字列を使ってキーワードを含めます。
GET https://example.com/search?keyword=cat
このクエリ文字列は「キー=値」の組み合わせを「&」で繋げた形式です。追加のパラメータも追加可能です。例えば:
GET https://example.com/search?keyword=cat&sort=asc&num=30
このリクエストは、example.comの検索結果ページに対してGETメソッドでアクセスしています。https://example.com/search の後ろに、クエリパラメータが3つ指定されています。
- keyword=cat:検索キーワードとして「cat」が指定されている
- sort=asc:検索結果のソート順を昇順に指定
- num=30:検索結果の最大数を30件に指定
ということで、このリクエストは実際に「cat」での検索結果を昇順に並べ替えた上で、上位30件を取得するというものになりますね。
GETメソッドの使用例
上記の内容から、GETメソッドの仕組みを理解すると、GETメソッドの使用例も想像できるのでしょう。次は、GETメソッドが実世界での主な使用例を皆さんに紹介していきたいと思います。
検索フォームの送信
- 上記のサンプルのように、検索サイトなどで、特定のキーワードの内容を検索する場合は、GETメソッドを使用して、URLの後にキーワードをパラメータにしてくっつけて送るのは一般的です。
ページ間のリンク
- 他のページへのリンクを作成する時、追加パラメータをGETメソッドで付加することが多くなっています。
Ajaxによるデータ取得
- Ajaxでサーバーからデータを要求する時はGETメソッドが使われることが多いのです。
APIの利用
- Web APIを利用する際に、データの照会ではGETが使われることが多いのです。
以上のように、GETメソッドの利用シーンは様々ありますが、一般的にはサーバーからデータを取得するために使われることが多くなります。そうして追加データをURLに含めて送信できるGETメソッドを利用するリクエストは、様々なウェブアプリケーションで活用されています。
GETリクエストを送信してリクエストを取得する方法
GETリクエストを送信する必要がある場合、Apidogという優れていたAPI管理ツールは一番簡単な対策だと思います。直感的なUIで、APIのエンドポイントを記入するだけで、リクエストを送信できます。また、自分でAPIを開発する場合は、APIの設計だけではなく、APIの仕様書生成、テスト自動化、データモックなど、様々な機能もできます。
上記のように、ApidogでGETを選択して、URLを記入すると、パラメータが自動的に抽出され、下のパラメータ欄に記入されるので、非常に便利です。例えば:
GET https://example.com/search?keyword=cat&sort=asc&num=30
をURLボックスに記入すると、keyword、sort、numといった3つのパラメータは自動的に下記のパラメータ欄に変換できます。
そして、このリクエストをAPIとして保存することもでき、今後このリクエストを再利用する必要があっても、直接に利用可能です。