APIを利用する際にクライアントとサーバー間の認証やセッション管理を実現するために、Cookieを利用する必要がある場合は多くあります。それでは、有名のAPIテスト用ツールPostmanを利用している場合、どうやってCookie情報を送信すれば良いのですか?本文では、PostmanでCookieを送信する方法を詳しく紹介しますので、必要な方はご参照ください。
また、Postmanとは異なり、Apidogは完全無料で利用可能なツールになります。下記のボタンからApidogを無料で取得して制限なく利用し始めましょう👇👇👇
API Cookieとは?
APIを利用するには、クライアントは認証が必要となる場合が多いのです。サーバー側でクライアントを認証する方法の1つとして、サーバーがクライアントに対して認証用のCookieを発行し、クライアントはそのCookieをリクエストのたびにサーバーに送信する、という方法があります。
そこでAPI Cookieとは、APIを利用する際にクライアントとサーバー間の認証やセッション管理を行うために用いられる Cookie のことです。ということで、多くのAPIを利用したり、テストしたりする時に、Cookie情報を一緒に渡す必要がよくあります。それでは、Postmanというツールを使っている場合は、どうやってCookieを送信すれば良いのでしょうか?
PostmanでCookieを送信する方法
この部分では、有名のAPIテスト用ツールのPostmanを使ってCookie情報を追加して送信する方法を詳しく紹介します。
ステップ⒈Postmanでリクエストを作成
PostmanのWebアプリかデスクトップバージョンを開き、新しいリクエストを作成します。リクエストに必要なURL、HTTPメソッドなどを記入して、上部のメニューから「Headers」タブをクリックします。このタブでは様々なHTTPヘッダーを追加することができます。

ステップ⒉PostmanでCookieを追加
PostmanでCookieを追加する方法は2つあります。次はこの2つの方法でPostmanにCookie情報を追加して送信する操作手順を解説します。
方法⒈HeadersでCookieを追加
Cookie情報を追加するために、キーが「Cookie」であるHeaderを追加する必要があります。「Headers」タブをクリックして、表示されるテーブルに「Cookie」を「Key」に設定し、Cookieの値を自分で定義する必要があります。

このようにCookieのフォーマットは常にKeyと値のペアの形になりますが、複数のCookieがある場合は、;
符号を利用して入力することができます。例えば:"sessionId=abc123; userId=12345"
Cookie情報を追加すると、リクエストの他の設定をも行うことができます。そして、「Send」ボタンをクリックして、リクエストをサーバーサイドに送信できます。
方法⒉PostmanのCookieマネージャーを利用して追加
また、PostmanのCookieマネージャーを利用してCookie情報を追加したり、変更したりすることもできます。次は、PostmanのCookieマネージャーを使ってCookie情報を追加する手順になります。
1)リクエストの送信画面では、「Send」ボタンの下に「Cookies」オプションをクリックして、PostmanのCookieマネージャーを開きます。ここで、全てのCookieが表示されます。

2)ここで新しいCookieを追加するには、「Add Cookie」ボタンをクリックして、新しく表示されるウィンドウでCookie情報を入力します。通常、Cookie情報にはCookie名、値、ドメイン、パス、有効期限、secureマーク、HttpOnlyマークなどの情報が含まれる必要があります。情報の入力が完了した後、「Save」ボタンをクリックして保存します。

こうして、PostmanにCookie情報を追加することができました。Cookieマネージャーを使ってCookieを追加する場合、リクエストの送信時に、対応するドメインやパスのCookieが自動的に追加されます。
ステップ⒊Cookieを検証
上記のステップを参照して、Cookie情報を追加すると、リクエストを送信することで、追加されたCookie情報が有効になっているかどうかを検証することができます。もし返されたレスポンスはエラーが発生しない場合、PostmanにCookieが成功に追加されたことを確認できます。
Apidog|Postmanより便利にCookieを追加&管理
Apidogは、APIの設計、仕様書生成、自動テスト、モックサーバーなどの機能を一体化にしたAPI管理ツールになります。Apidogを使用することで、簡単にAPIリクエストを送信することができます。もちろん、APIリクエストを送信するときに、API Cookieを追加して一緒に送信したい場合は、Apidogはそれを簡単に実現できます。
API利用やテストの時に、Cookieを追加したり、管理したりしたい場合は、次のガイドを参照してApidogを利用すれば、Postmanより便利に行うことができます。
ステップ⒈Apidogを開き、必須のHTTPメソッド、エンドポイントURLや各パラメータなど入れます。
ステップ⒉API Cookieをも一緒に送信する場合は、「Cookie」タブに切り替えて、Cookieのパラメータ名と値を入力して、「送信」ボタンをクリックすることで、API Cookieが付きのリクエストを送信できます。

また、APIを設計するときに、API Cookieを利用したい場合は、Apidogを利用して、API Cookieの要件(パラメータ名、データタイプやサンプル値など)をAPI仕様書に簡単に記載することができます。こうしてAPI開発者と実装者の間でCookie利用の要件を共有し、バックエンド開発者は、円滑にAPIの開発を進めることができるでしょう。

まとめ
本文では、PostmanでCookieを送信する方法をわかりやすく説明しました。Postmanと比較して、ApidogがCookieの追加と管理をより簡単に実現できます。Apidogなら、このCookieの操作を直感的かつスムーズに行うことができます。専用のCookieタブを用意しているため、GUI上から手軽にCookie情報を入力できます。複数のCookieも一度に定義可能で、有効期限やセキュリティ設定などの詳細項目も設定できるので、柔軟なCookieのカスタマイズが実現できます。
また、プロジェクトごとにCookieを管理することも可能なので、同じCookieを再利用しやすくなります。こうしたCookieの情報は、Apidogが自動生成するAPIドキュメントにも反映されるため、開発者同士のコミュニケーションにも役立ちます。
以上のように、Postmanと比べてApidogは専門性が高く、Cookieの追加から管理、再利用性までを向上させることができます。APIの開発やテストをよりスムーズに進めたい場合に、Apidogの採用を強くおすすめします。