Postman HTTP2非対応問題:HTTP2のAPIのテスト方法はこちら

2017年以来、いろんなユーザーは、PostmanがHTTP2というプロトコルをサポートすることを期待しています。しかし、6年も経ていた今、PostmanはまだHTTP2をサポートしていません。本文では、HTTP2の基本情報を紹介した上、HTTP2のAPIをテストする方法を皆さんに紹介します。

中村 拓也

中村 拓也

25 7月 2025

Postman HTTP2非対応問題:HTTP2のAPIのテスト方法はこちら

HTTP2というプロトコルは、どんどん流行っているようになり、多くのユーザーに利用されています。それに伴って、HTTP2を採用しているAPIも多くなります。2017年以来、いろんなユーザーは、PostmanがHTTP2というプロトコルをサポートすることを期待しています。しかし、6年も経ていた今、PostmanはまだHTTP2をサポートしていません。本文では、HTTP2の基本情報を紹介した上、HTTP2のAPIをテストする方法を皆さんに紹介します。

HTTP2とは

HTTP2は、2015年に正式リリースされたHTTPの新しいバージョンです。HTTP1.1の問題点を改善するために設計されており、主に以下のような新機能を備えています。

まず、ヘッダー圧縮が実装されているため、通信のオーバーヘッドを大幅に削減できます。また、コネクションを多重化することで1つのTCPコネクション上で複数のデータストリームを同時に転送できるようになり、通信効率が向上します。そして、サーバープッシュによってサーバーがクライアントに必要と思われるデータをあらかじめ送信できるようになるため、クライアント側のデータ取得が迅速になります。

http2

その一方で、HTTP1.1との後方互換性も維持されているので、すぐに新しいプロトコルに置き換えることはできませんが、主要なブラウザやWebサーバーで既にHTTP2への対応が進んでいるのが現状です。HTTPの高速化と通信効率の改善に寄与する新世代のプロトコルとして、徐々にその普及が進んでいくことが期待されています。

PostmanのHTTP2へのサポート

2017年以来、いろんなユーザーは、PostmanがHTTP2というプロトコルをサポートすることを期待しています。しかし、6年も経ていた今、PostmanはまだHTTP2をサポートしていません。

ソース:https://github.com/postmanlabs/postman-app-support/issues/2701

Postmanの現状として、HTTP2をサポートしていないので、HTTP2を採用しているAPIをテストすると、レスポンスで「Could not get response(レスポンスを取得できない)」というエラーが表示され、テストに失敗しています。

例えば、https://api.sandbox.push.apple.com/ はHTTP2を採用しているサーバーになります。

http2のサーバー

Postmanを使って、リクエストをこのサーバーに送信すると、レスポンスが取得できません。

Postmanはhttp2に非対応

それでは、HTTP2のAPIをテストするには、どうしたらいいですか?次は、Apidogというより包括的なAPIクライアントツールを使って、HTTP2のAPIを簡単にテストできる方法を皆さんに紹介します。

button

ApidogでHTTP2のAPIを簡単にテスト可能に

Apidogは、APIの設計、仕様書生成と共有、テスト及びAPIモックにも対応可能なAPIライフサイクリ管理ツールになります。Apidogの最新バージョンでは、HTTP2プロトコルへのサポートが開始されました。これにより、Apidogを使用して、いつものHTTP APIのようにHTTP2のAPIを簡単にテストすることが可能です。

ステップ⒈Apidogを開き、リクエストを新規に作成します。

ステップ⒉Apple Push Notification Service(Appleプッシュ通知サービス)の「https://api.sandbox.push.apple.com/」をエンドポイントのURLを送信すると、エラーが発生されずレスポンスを成功に取得できます。

ApidogでHTTP2リクエストを送信

また、「設定タブ」に切り替えて、HTTP2に対応するかどうかを指定するために、HTTPとHTTPSの接続方式を選択することも可能です。

ApidogでHTTP2の設定
button

HTTPS接続方式の選択

HTTP/1.1

従来のようにHTTP/1.1という接続方式を選択すると、Apidogは、HTTP1.1及びそれ以前のプロトコルを採用するサーバーからレスポンスを取得できます。

HTTP/2 ALPN

HTTP/2 ALPNに切り替えると、ApidogはHTTP/2 ALPN(Application-Layer Protocol Negotiation)を使用して接続を確立します。まずはHTTP/2を使用して接続しますが、サーバーがHTTP/2をサポートしないことを検出した場合は、自動的にHTTP/1.1を使用します。こういう流れのおかげで、ApidogはAPIが利用しているHTTPプロトコルを自動的に判断できるので、いつものようにそうすれば、HTTP/2のAPIをテストしたりすることができます。

HTTP接続方式の選択

HTTP/1.1

HTTP接続方式をHTTP/1.1を指定すると、Apidogは、HTTP/1.1のみからレスポンスを取得できます。

HTTP/2 Prior Knowledge

HTTP接続はプレーンなTCP接続で行われるため、TLSハンドシェイク時に行われるALPNによるプロトコルネゴシエーションは利用できません。そこで、HTTP接続方式でHTTP/2を選択すると、Apidogは、HTTP/2を直接使用してh2c接続を確立します。サーバーがHTTP/2をサポートしていない場合は接続失敗になります。 HTTP/1.1は使用されません。

まとめ

Postmanは残念ながら現在もHTTP2に対応していませんが、Apidogを利用することでHTTP2のAPIも簡単にテストすることができます。ApidogのHTTP/2 ALPN接続では、サーバーのプロトコルを自動検知して最適な通信を実現します。設定でHTTP/2を直接指定することも可能です。APIテストツールとして、ApidogはPostmanに代わる強力な選択肢となります。

button

Explore more

GLM-5をローカルで無料実行する手順

GLM-5をローカルで無料実行する手順

本記事では、GLM-5 をローカル環境で無料実行する構成を中心に、クラウド API との違いや利点、必要なハードウェア要件を整理します。Unsloth GGUF と llama.cpp を用いた実行手順では、ビルド、量子化モデルの取得、推論開始、OpenAI API としての提供方法までを解説します。あわせて Ollama による簡易実行や、vLLM を利用した高性能デプロイにも触れます。さらにパフォーマンス最適化、一般的な問題への対処、ローカル GLM-5 と各種システム構成の方向性についても整理します。

13 2月 2026

OpenClaw(Moltbot/Clawdbot)最新版へのアップデート方法

OpenClaw(Moltbot/Clawdbot)最新版へのアップデート方法

本記事では、OpenClaw(旧Moltbot/Clawdbot)のアップデート作業を安全に実施するための実務的な手順を整理する。更新前のインストールトポロジー確認、バージョン固定、永続データのバックアップ、ランタイム状態の記録といった準備工程に加え、リリースノートを基にしたマイグレーション影響の評価方法を解説する。さらに、プレプロダクションでのステージング検証、Docker Compose・Docker・ソース運用など構成別の更新手順、Apidogを用いたAPIコントラクト検証と回帰テストの実行による整合性維持について扱う。

12 2月 2026

macOS/Windows/LinuxへのOpenClaw (Moltbot/Clawdbot) インストール手順

macOS/Windows/LinuxへのOpenClaw (Moltbot/Clawdbot) インストール手順

本記事ではmacOS、Windows、Linux環境にOpenClaw(Moltbot/Clawdbot)をインストールするための手順を整理し、ランタイムバージョン、環境設定、サービス依存関係の管理ポイントを解説します。ネイティブセットアップとDocker Composeによる構成の違い、代表的なインストールエラーへの対応、導入後のAPI検証やApidogを用いたエンドポイントテストとドキュメント同期の方法も扱います。

11 2月 2026

ApidogでAPIデザイン中心のアプローチを取る

APIの開発と利用をよりシンプルなことにする方法を発見できる