POSTリクエストを送信する場合、画像データを追加して送信するには、どうしたらいいですか?本文では、POSTリクエストで画像をアップロードして送信する方法を皆さんに紹介します。
POSTリクエストとは?
POSTリクエストとは、クライアントからWebサーバーに対して行うHTTPリクエストの一種です。主な役割は以下のとおりです。
- データの送信
POSTリクエストはリクエストボディにデータを含めることができます。このデータはWebサーバー上のリソース(データベースなど)に書き込まれたり、処理の引数として使われたりします。フォーム入力データの送信などに使われます。 - リソースの作成・更新
POSTリクエストはWebサーバー上の新しいリソースを作成したり、既存のリソースを更新するために使われます。REST APIでは、新しいリソースを作成するときにPOSTリクエストを使うのが一般的です。 - データの非公開
POSTリクエストのリクエストボディは、URLに含まれないためURLに情報が残らず、情報を隠しやすいという特徴があります。
POSTリクエストはHTTPリクエストメソッドの1つで、他にGET、PUT、DELETE、PATCH、HEADなどがあり、それぞれWebサーバーへのリソースに対する操作を表します。Webアプリケーションの設計においては、これらのHTTPメソッドを適切に使い分けることが重要です。
POSTリクエストのデータ渡し方
POSTリクエストに画像をアップロードして送信する必要がある場合、まずはPOSTリクエストでデータの渡し方を理解しておく必要があります。そこで、次は、基本的なPOSTリクエストのデータ渡し方を皆さんに紹介します。
1. リクエストボディにデータを含める
フォームデータ (form-data)
フォームフィールドの値をリクエストボディにエンコードして送信します。エンコード形式には「application/x-www-form-urlencoded」と「multipart/form-data」があります。この中で、multipart/form-dataを利用して画像をアップロードすることができます。
- リクエストボディ:
name=値&email=値&password=値
- Content-Type: multipart/form-data
JSON形式のデータ
JavaScriptオブジェクトをJSON形式に変換し、リクエストボディにセットして送信します。Content-Typeヘッダーは「application/json」を指定します。JSONデータは画像データを含めることが不可。
- リクエストボディ:
{ "name": "値", "email": "値", "password": "値" }
- Content-Type: application/json
2.クエリ文字列にデータを含める
URLにクエリ文字列を付加してデータを渡す方法です。この方法はURLにデータが残るので、セキュリティ上の理由から控えるべきです。そして、クエリパラメータにも画像データをアップロードすることもできません。
- クエリパラメータ:
http://example.com/api?name=値&age=値
通常、WebブラウザからのPOSTリクエストではフォームデータが使われ、サーバサイドからのPOSTリクエストではJSON形式が使われます。
Apidogで簡単に画像をアップロードしてPOSTする
POSTリクエストで画像をアップロードする場合は、リクエストボディに画像データを含める必要があります。フォームデータとして画像をアップロードすることもできますし、Base64エンコードされた画像データを含めることもできると思います。
それでは、Apidogという便利のAPI管理ツールを使って、簡単に画像データをアップロードして、POSTリクエストを送信する方法を皆さんに紹介します。
Apidogでフォームデータに画像を追加してPOST
ApidogでPOSTリクエストを送信する場合、Bodyのフォームデータに画像をアップロードすることができます。
ステップ⒈Apidogを開き、POSTリクエストを新規に作成します。
ステップ⒉Bodyタブに切り替え、form-dataというデータのタイプを選択します。
ステップ⒊フィールド名を記入した上、データのタイプを「File」に指定して、アップロードボタンをクリックして画像を選択します。

ApidogでBase64エンコードされた画像データをPOST
また、Base64エンコードされた画像データをPOSTリクエストで送信することをもサポートしています。Base64エンコードされた画像データを送信するには、次の手順を参照してください。
POSTリクエストの送信画面では、「Binary」を選択します。そして、画像のアップロードボタンが表示されますので、そのボタンをクリックして画像を追加することができます。

この画面で表示されているのように、Base64エンコードされた画像データをリクエストボディに含める場合、Content-Typeがapplication/octet-streamになります。
まとめ
POSTリクエストで画像をアップロードして送信する方法をみなさんに紹介しました。フォームデータによるアップロードが一般的ですが、JavaScriptから直接Base64データを送信することも可能です。いずれの場合も、サーバー側でリクエストボディから適切に画像データを読み取る処理が必要になります。
Apidogでは、POSTリクエストのBodyタブから簡単に画像をアップロードできます。フォームデータの場合はform-dataを選択し、Base64の場合はBinaryを選択して画像を追加できます。Apidogを使えば、画像アップロード付きのPOSTリクエストをストレスなく送信できます。