メール配信APIまとめ:メール配信サービスに連携する
Web開発のプロセス中に、自分のアプリがメール配信サービスが必要となる場合は、一番簡単なメール送信APIを通じて、メール送信サービスに連携することになります。本文では、全世界で人気のあるメール送信APIをまとめて皆さんに紹介します。そして、便利なAPI管理ツールを利用して、Web開発のプロセスを加速する対策も一緒に紹介していこうと思います。
Web開発のプロセス中に、自分のアプリがメール配信サービスが必要となる場合は、一番簡単なメール送信APIを通じて、メール送信サービスに連携することになります。本文では、全世界で人気のあるメール送信APIをまとめて皆さんに紹介します。そして、便利なAPI管理ツールを利用して、Web開発のプロセスを加速する対策も一緒に紹介していこうと思います。
メール配信APIとは
メール送信APIとは、メールを送信するための機能をプログラムから利用できるようにしたインターフェースのことです。通常はウェブサービスとして提供されており、開発者はAPIを呼び出すことで自身のアプリケーションからメールを送信できます。
メール配信APIのメリット
高品質のメール送信APIを利用すると、次のような利点が得られます。
- 信頼性の高いメール送信
専用のメール送信サーバーを利用するため、高い信頼性とデリバリー率が期待できます。 - 大量メール送信に対応
大量のメール送信にも対応しており、自社でメールサーバーを構築する必要がありません。 - 機能の充実
添付ファイル、HTMLメール、配信日時指定など、様々な機能が提供されています。 - メール配信状況の追跡
開封率、クリック率などの配信状況を確認でき、効果測定が可能です。 - セキュリティ対策
スパム対策やウイルス対策が施されているため、安全性が高くなります。
メール配信APIの利用シーン
Web開発の中で、様々な場合ではメール配信APIを利用する必要があります。次は、メール送信APIを利用する主な場合を皆さんに紹介します。
- 大量のメールを送信する必要がある場合
自社でメールサーバーを構築・運用するよりも、APIを利用した方が効率的で確実です。
例えば、ニュースレターの配信やプロモーションメールの一括送信などに活用できます。 - 高い信頼性が求められる場合
重要なメールが確実に届くことが求められる場合にAPIが役立ちます。
例えば、パスワードの再設定、注文確認、決済完了通知など。 - メール配信の追跡・分析が必要な場合
APIを利用することで、開封率やクリック率などの配信状況を詳細に追跡・分析が可能なので、マーケティング活動の効果測定に役立ちます。 - 迅速な開発が求められる場合
自前でメール機能を実装するよりも、APIを利用した方が開発が簡単で早期に実現できます。 - メールのカスタマイズが必要な場合
HTMLメールの作成や、テンプレート機能を活用することで、よりユーザー体験に富んだメールを実現できます。 - 送信ドメインの信頼性確保が必要な場合
メール送信専用のサービスを利用することで、ドメインの評価や信頼性を高められます。
つまり、信頼性の高いメール配信を効率的に実現したい場合に、メール送信APIは強力なツールとなります。
メール配信APIでメール送信サービスに連携
自社のサービスにメール送信サービスを連携する必要がある場合は、メール送信APIを利用するのが一番便利な対策になります。その理由は以下の通りです。
- プログラムからの連携が可能
APIを利用することで、アプリケーションやウェブサービスからプログラム的にメール送信できます。メール送信の処理をシステムに組み込めるため、自動化や連携が容易になります。 - 豊富な機能が利用できる
メール送信サービスのAPIでは、単なるメール送信以外にも、添付ファイル、HTMLメール、配信日時指定、開封追跡など、様々な機能が提供されています。これらの機能をプログラムから利用できます。 - 開発の手間が少ない
自前でメール送信機能を実装するよりも、既存のメール送信サービスのAPIを利用する方が、開発工数が少なくて済みます。 - 信頼性とセキュリティが高い
メール送信サービスは専門のインフラとノウハウを持っており、信頼性の高い配信と適切なセキュリティ対策がなされています。 - 拡張性が高い
メール送信の需要が増えた場合でも、サービス側での対応で済むため、自社のリソースを大幅に増強する必要がありません。
その他にも、メール送信サービスはスパム対策やIPレピュテーションの管理なども行っているため、APIを介して連携することが適切だと言えます。手軽に高品質のメール送信機能を実現できるメリットが大きいためです。
最高7選:メール配信APIのまとめ
それでは、自社のサービスにメール配信サービスを連携するために、どのようなメール配信APIを選択すれば良いのでしょうか?次は、国内外で非常に有名なメール送信APIを紹介していきます。
SendGrid (構造研究研究所)
Twilio社が提供するメール送信APIで、非常に人気が高いサービスです。高い信頼性と拡張性、充実した機能セットが特徴です。開封追跡やコンテンツ管理など、多様なオプションを備えています。
Amazon SES (Simple Email Service)
AWSのメール送信サービスで、Amazonのインフラを活用できます。高い送信性能とコストパフォーマンスが魅力で、AWSを使っている場合はSESが便利です。アクセス制御や配信レポートなどの機能があります。
Mailgun
Twilio社の別サービスで、RESTfulなAPIとして提供されています。HTMLメールのデザイン機能が充実しており、メールマーケティングに適しています。IP/ドメイン設定の柔軟性も高いです。
Mailjet
フランス発のメール送信サービスで、低コストかつ高機能が評価されています。A/Bテストや翻訳機能なども用意されており、マーケティングでの活用に向いています。
Brevo (旧称:SendinBlue)
マーケティングオートメーションと連携できるのが特徴です。メール作成からワークフロー設計、解析、CRMとの統合までをカバーしています。メール直接の送信だけでなく、広くマーケティングに役立ちます。
アララメッセージ
アララメッセージは、日本国内で幅広い業種・業界で導入実績を持つメール配信サービスになります。国内の携帯キャリア各社やISP事業者の配信ロジックに対応するなど、日本のメール配信事情に特化しています。アララメッセージのAPIを利用することで、簡単にメール送信サービスに連携することができます。
配配メール
配配メールは、株式ラクスが提供しているメールマーケティングサービスです。その特徴として、ドラッグ&ドロップで簡単にHTMLメールが作成できる簡単さになります。そのAPIを利用することで、CRMや名刺管理ツールで蓄積している顧客情報を配配メールに登録したり、配信結果(開封やクリック)を活用しているシステムに受け渡すことができます。
いずれのサービスも、高信頼性の配信、豊富な機能、分析ツール、API連携の容易さなどを備えた優れたメール送信APIプラットフォームです。用途に合わせて適切なサービスを選ぶことをおすすめします。
これらのメール配信APIを利用することで、上記のリンクを開き、それぞれのAPIドキュメンテーションを参照しながら、自分のアプリに連携しましょう。
効率的なメール配信APIを管理し、開発の加速化を図る
アプリを開発する際、機能を拡張するために、メール配信APIを含む様々なAPIを利用する必要があるかもしれません。これらのAPIをうまく管理しないと、開発の効率が大幅に低下してしまいます。そこで、ApidogというAPIの総合管理ツールを導入することで、APIをより効率的に管理でき、アプリ開発の加速化にも繋がります。
また、Apidogでは、API Hubというサービスをも提供しています。API Hubでは、様々なカテゴリ別に数千個のサードパーティAPIがまとめられています。サードパーティAPIを探して、それを利用して自分のアプリの機能を拡張したりする必要がある場合は、ApidogのAPI Hubも役に立つサイトになるのでしょう。
cURLなどからメール配信APIを便利にインポート
Apidogでは、cURL、OpenAPI/ SwaggerやPostmanなどの一般的なAPIクライアントツールから直接API仕様をインポートできます。これにより、手作業でAPI仕様を再入力する手間が省けます。
API仕様に基づいてドキュメンテーションを即座に生成
インポートしたAPI仕様から、Apidogは自動的にAPIドキュメンテーションを生成します。生成されたドキュメンテーションは非常に直感的で見やすいので、開発チームで簡単に共有できます。
実装コードやSDKも生成可能で、メール配信APIへの連携が楽に行える
API仕様から、Apidogは様々なプログラミング言語(Java、Python、Ruby、Node.jsなど)向けの実装コードやSDKを生成できます。これにより、手作業でコードを書く必要がなくなり、開発がより効率化されます。
テストシナリオを作成して作業フローが万全に
Apidogでは、テストシナリオを作成して、本番の作業環境を模擬して、APIフローを実行できます。生成されたテストシナリオを実行することで、APIの設計の品質や動作の確認ができ、バグの発生を事前に防げます。
ApidogというAPI総合管理ツールを利用することで、メール配信APIを含む様々なAPIの管理が非常に効率化され、結果としてアプリ開発の生産性が大幅に向上します。APIドキュメンテーションの共有、実装コードの自動生成、テストの自動化など、Apidogが提供する機能はAPI駆動開発を加速させる強力な助けとなります。
まとめ
メール送信APIとは、メールを送信する機能をプログラムから利用できるインターフェースです。メール送信APIを活用することで、高品質で信頼性の高いメール配信を実現できます。信頼性の高い配信や大量送信、機能の充実化など、様々なメリットがあります。本記事では、メール送信APIの概要と利用シーン、そしてメール送信サービスへの連携方法について解説しました。
メール送信サービスへの連携では、APIを利用するのが最も便利です。プログラムからの連携が可能で、豊富な機能や高い信頼性、拡張性が得られるためです。人気のメール送信APIサービスとして、SendGrid、Amazon SES、Mailgun、Mailjet、SendinBlueなどが紹介されましたし、国内向けのサービスとしてアララメッセージや配配メールも言及されました。
また、API総合管理ツールのApidogを利用することで、メール送信APIをはじめとするAPI開発の効率化と生産性向上が図ることができますので、必要な方はぜひご活用ください。