JavaScriptのFetchとAjaxとの完全比較|2025年最新版

AJAX(エイジャックス)とは、JavaScriptを使ってブラウザ上でサーバーと非同期通信(Async通信)を行う技術として、さまざまな技術に集成することができます。その一方で、FetchはJavaScriptでWeb APIと通信するためのインターフェースで、非同期通信をも実現しています。そこで、本文では、JavaScript言語でのFetchとAjaxの基本情報を紹介した上、FetchとAjaxを完全に比較していこうと思います。どちらかに使用するかにまだ迷っている方は、ぜひ本文の内容を参照してください。

中村 拓也

中村 拓也

29 5月 2025

JavaScriptのFetchとAjaxとの完全比較|2025年最新版

AJAX(エイジャックス)とは、JavaScriptを使ってブラウザ上でサーバーと非同期通信(Async通信)を行う技術として、さまざまな技術に集成することができます。その一方で、FetchはJavaScriptでWeb APIと通信するためのインターフェースで、非同期通信をも実現しています。そこで、本文では、JavaScript言語でのFetchとAjaxの基本情報を紹介した上、FetchとAjaxを完全に比較していこうと思います。どちらかに使用するかにまだ迷っている方は、ぜひ本文の内容を参照してください。

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Apidogという便利なAPI管理ツールを使用することで、1クリックだけで、FetchやAJAXの実装コードを自動的に生成することができます。また、Apidogは有名なAPI管理ツールとして、直感的なGUIでAPIを設計したり、テストしたりすることができ、APIを効率よく管理する場合で役立ちます。

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AJAXとは

Ajaxは、Asynchronous JavaScript And XMLの略語として、「非同期処理のJavaScriptとXML」を意味しています。ということで、AJAX(エイジャックス)とは、JavaScriptを使ってブラウザ上でサーバーと非同期通信(Async通信)を行う技術のことになります。

具体的には以下のような特徴があります。

AJAXを利用することで、よりスムーズなユーザーエクスペリエンスを提供できます。 例えば、検索候補の自動表示や、コンテンツの動的な読み込み、フォームの入力チェックなどを実現できます。

主にJavaScriptのXMLHttpRequestオブジェクトを使ってHTTPリクエストを生成・送信し、サーバーからデータを取得してウェブページを更新する、という仕組みを指します。

Fetchとは

Fetch はJavaScriptでウェブサーバーと通信を行うためのインターフェースです。Fetchを使うことで、ブラウザからサーバーにリクエストを送信したり、レスポンスを取得したりすることができます。

Fetchの主な特徴は以下の通りです。

基本的なFetchのコードは次のような感じです。

fetch(url, options)
  .then(response => {
    // レスポンス処理
  })
  .catch(error => {
    // エラーハンドリング
  });

Fetchには豊富なオプションがあり、リクエストやレスポンスの細かい制御が可能です。ModernなブラウザでのHTTP通信において、Fetchは最も重要なインターフェースの1つと言えます。

完全比較:FetchとAJAX

FetchとAJAXは非同期通信を実現する技術なので、非同期通信技術を選択する際なら、両者を比較した上決断を下る必要がよくあります。そこで、本文では、FETCHとAJAXを完全に比較していきたいと思います。

FetchとAJAXの相違点を比較するといえば、主に次のような方面から論じる必要があると思います。

使用するオブジェクト

まずは、FetchとAJAXが使用するオブジェクトが異なります:

コーディングスタイル

そして、両者のコーデインングスタイルも随分違っています:

クロスオリジンリクエストの扱い方

ブラウザへのサポート

現在、新しいウェブアプリケーションを作成する際はFetchを使うのが一般的ですが、AJAXがより古い技術なので、Fetchより幅広いブラウザ互換性があります:

FetchとAJAXのサンプルコードをも比較

FetchとAJAXのコードの違いを簡単なGETリクエストの例で比較してみましょう。

AJAX

次は、AJAXを使ったGETリクエストのサンプルを紹介します。XMLHttpRequestを使って指定URLにGETリクエスト送信し、レスポンス結果を取得してJSONデータをパースする、という一連のAJAX通信の処理を実現するためにAJAXのサンプルコードになります:

var xhr = new XMLHttpRequest();
xhr.open('GET', 'https://example.com/data.json');

xhr.onload = function() {
  if(xhr.status === 200){
    // レスポンス取得成功
    var data = JSON.parse(xhr.responseText);
    // JSONデータの処理
  }
};

xhr.onerror = function(error) {
  // エラーハンドリング  
};

xhr.send();

AJAXはコールバック関数で処理を定義する形式なのでネストが深くなりがちです。

Fetch

また、FetchはPromiseベースで設計されているため、Async/Awaitといった最新の非同期処理方法とも親和性が高くなっています。Fetchを使った非同期処理の例は次のような感じです。

async function getData() {

  try {
    const response = await fetch(url);
    const data = await response.json();

    // 非同期で取得したデータを使って処理

  } catch (error) {
    // エラーハンドリング
  }

}

getData();

またPromiseチェーンを使用しても同様のことが実現できます。

fetch(url)
  .then(response => response.json())
  .then(data => {
    // 非同期で取得したデータを使って処理  
  });

このようにFetchはAJAXに比べて、よりスッキリと非同期処理を書くことができるのが大きなメリットです。

FetchとAjaxのそれぞれのメリット

上記の比較から、FetchとAJAXのそれぞれのメリットも明らかにすることができるのでしょう。それでは、上記の内容からFetchとAJAXそれぞれのメリットをまとめまていきます。

Fetchのメリット👍

上記のサンプルコードの比較から言うと、Fetchの最も大きなメリットは、コードがシンプルでプロミスベースなので非同期処理がスッキリ書けるところです。それ以外、Fetchは主に次のようなメリットがあると考えられています:

AJAXのメリット👍

AJAXのメリットといえば、主に次のようなものがありますが、一番大きな特徴は、やはりブラウザへの幅広い互換性になるのでしょう。

概していえば、Fetchのほうが新しくシンプルなAPIデザインとなっているため、新しいウェブアプリケーションではFetchを利用することをおすすめします。一方でAJAXも依然として広くサポートされているため、古いブラウザへの対応が必要な場合はAJAXを使うこともあるでしょう。

Fetch APIはAJAXを完全に代替できる?

それでは、比較的に新しい非同期処理の技術として、Fetchは完全にAJAXを代替できますか?この問題を解明するには、次のポイントがあると思います。

要するに、Fetch APIの方がコードがシンプルで扱いやすい反面、古いブラウザへの対応のために追加作業が必要になるというトレードオフがある、ということですね。用途に応じてこれらを使い分けることが重要だと考えられます。

ApidogでFetchやAJAXの実装コードを自動生成

また、Apidogにはコード生成機能が含まれています。このコード生成機能を使って、FetchやjQueryのAJAXなどの実装コードを生成できるだけではなく、Express、Springなどのサーバーサイドのコードをも即座に生成できるので、API開発の効率を非常に上げることができます。

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ApidogでFetchやAJAXの実装コードを生成するには、次の手順を参照してください。Apidogを使ってAPIをテストして、問題がないことを確認した上、コード生成で当該APIを直接に本番環境に入れたりするのがApidogがおすすめしたベストプラクティスになります。

ステップ⒈Apidogで実装したいAPIをクリックして、右側パネルで「コード生成」にガーソルを置き、「クライアントコードを生成」を選択します。

Apidogクライアントコードの生成

ステップ⒉コード生成ウィンドウで、「JavaScript」を選択すると、右側パネルで「Fetch」か「jQuery」を選択することもできます。そこを選択すると、それぞれの実装コードがすぐに下に表示されます。

Fetchの実装コードを生成

そうすると、FetchやAJAXの実装コードを簡単に手に入れることができるので、この実装コードをコピペしたら、それぞれを簡単に実行することができるので、非常に便利です。

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まとめ

この記事では、JavaScriptにおける非同期通信の実現方法として、AJAXとFetchの2つのアプローチが比較されています。結論として、これらはトレードオフのある技術であり、状況に応じた適切な使い分けが重要だ思います。

また、特に注目したいのは、この非同期通信コードの実装を支援してくれるツールとしてApidogを使用することがおすすめです。Apidogにはコード自動生成機能があり、FetchやAJAXによる通信処理の雛形コードを手軽に生成できます。この機能は非同期通信の基本的な定型コードを自分で書く手間が省ける上に、信頼性の高いコードを入手できるので、API開発者にとって大きなメリットがあります。

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