アプリケーションとAPIをテストするときに、HTTPプロトコルを使用して、ウェブサーバーにリクエストを送信してデータを取得する必要があります。そして、いくつかの原因によって、HTTPリクエストを連続・一括に送信する必要もあります。このような場合、どうしたらいいですか?
本文では、HTTPリクエストを連続に送信したり、複数のHTTPリクエストを一括に送信する方法をみなさんに紹介します。
HTTPリクエストの連続・一括送信が必要となる原因
一般的には、次のような場合、HTTPリクエストの連続・一括送信が必要になります。
パフォーマンステスト、ストレステスト、負荷テストの需要
APIのパフォーマンステスト、ストレステスト、または負荷テストを行う場合、性能の許容限界などをテストするために、高負荷下で連続的なリクエストを送信する必要があります。これにより、システムの応答時間、スループット、負荷に対する耐性などを評価し、ボトルネックやパフォーマンスの問題を特定することができます。
データの一括処理の需要
大量のデータを処理する場合、連続的なリクエストを使用してデータを一括で送信する必要があります。これにより、効率的なデータの取得、保存、更新、削除などが可能になります。
リアルタイム通信の需要
HTTPプロトコルは、ステートレスなプロトコルになりますので、HTTPリクエストが一つ一つ独立して、レスポンスが取得される時点で終了します。リアルタイム性が要求されるアプリケーションでは、連続的なリクエストを使用してデータの更新や変更を監視する必要があります。これにより、データの変更を即座に反映させたり、リアルタイムな情報を提供したりすることができます。
これらの場合、連続的なHTTPリクエストの送信は、システムのパフォーマンスや信頼性を評価し、必要な処理や動作を実現するために重要な役割を果たします。
無料でHTTPリクエストを連続・一括に送信する方法
それでは、同じHTTPリクエストを繰り返して何回も連続に送信したい場合、または複数のHTTPリクエストを一括に送信したい場合、どうすればいいですか?次は、無料なAPI管理ツールのApidogを使って、HTTPリクエストを連続・一括に送信できる詳細な操作手順をみなさんに紹介します。
また、Apidogは、ダウンロードしなくてもオンラインで即座に利用可能なWebアプリを提供するので、次のボタンからWebアプリを開きながら、次の操作手順を参照して操作を進めることがおすすめ!
同じHTTPリクエストを重複して連続送信
Apidogの自動テスト機能を使って、同じHTTPリクエストを繰り返して連続送信することもできます。
同じリクエストを重複して連続に送信したい場合、テストのステップでリクエストを追加した上、「往復回数」を指定して実行するだけで実現できます。
このHTTPリクエストは、APIのテストケースから、APIからインポートすることもできますし、カスタムRequestを追加することもできます。
複数のHTTPリクエストを一括に送信
Apidogの自動テスト機能を使って、異なるHTTPリクエストが何個あっても同時に一括送信することもできます。
「ステップを追加」でリクエストを追加します。このモジュールでは、ステップ数の上限がないので、HTTPリクエストが何個あっても、そこに追加することができます。HTTPリクエストの追加が完了した後、「実行」ボタンをクリックして、各HTTPリクエストは追加順に従って送信されます。
そして、「往復回数」を設定すると、全てのステップが繰り返して実行されます。