解説:APIレスポンスでエラーメッセージをどうする?

APIのエラーメッセージとは、APIを利用しているときに発生するエラーの内容を示すメッセージのことです。本文では、APIのエラーメッセージを詳しく解説した上、エラーメッセージを設定できる簡単な方法をも一緒に紹介します。

中村 拓也

中村 拓也

12 5月 2025

解説:APIレスポンスでエラーメッセージをどうする?

APIを利用したり、開発したりする時に、そのレスポンスで返されたエラーメッセージを提供したり、理解したりすることが非常に重要です。それは、開発者がエラーの原因を特定したり、予期しない問題を処理したりすることに役立ちます。本文では、APIのエラーメッセージを詳しく解説した上、エラーメッセージを設定できる簡単な方法をも一緒に紹介します。

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APIのエラーメッセージをどうするかという問題がAPIの設計時によく工夫する必要があります。適切なAPIのエラーメッセージは、ユーザーがエラーの原因を解明した上、次の操作を導いていく必要があります。そこで、エラーメッセージではエラーコードと一緒に、エラーが発生する具体的な原因を掲載する必要があります。
Apidogは非常に使いやすいAPI管理ツールとして、それを使って簡単にAPIを設計できます。APIの設計中に、異なる場面で違うエラーが発生する場合、エラーメッセージのケースを複数追加することもできるので、エラーメッセージを定義するのに非常に便利です。
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APIのエラーメッセージとは

APIのエラーメッセージとは、APIを利用しているときに発生するエラーの内容を示すメッセージのことです。APIを利用するとき、想定外のエラーが発生することがあります。その場合、エラーの内容を開発者に通知するために、API側がエラーメッセージを返します。

エラーメッセージには、発生したエラーの種類や原因、対処方法などが書かれています。例えば「404 Not Found」はリソースが見つからないことを、「500 Internal Server Error」はサーバ側の問題が発生したことをそれぞれ表しています。開発者は返ってきたエラーメッセージから、問題の原因を特定しデバッグを行うことができます。適切なエラーメッセージはAPIの利用を円滑にする上で重要な情報を提供してくれます。

エラーメッセージとエラーコードの違い

エラーメッセージとエラーコードの主な違いは以下の通りです。

要点として、エラーコードは機械が処理しやすい形式で、エラーメッセージは人間が理解しやすい形式という違いがあります。両方を組み合わせることで、APIのエラー処理をしやすくできます。

APIエラーメッセージのフォーマット

APIのエラーメッセージのフォーマットには主に以下の3つがあります。

プレーンテキスト

例: "Not Found"

エラーを直接でテキストで説明します。プレーンテキストは、シンプルなテキストメッセージとして、人が読みやすいが構造化されていないフォーマットです。

JSON

例: {"error": "Not Found", "code": 404}

JSON形式でエラーコードとメッセージを構造化します。JSONは、プログラムにとって解析しやすいフォーマットです。そして、エラーコードを含めると、完全なエラーメッセージは次のようになります:

{
  "error": {
    "code": 400,
    "message": "Invalid request parameters"
  }
}

XML

例: <error>
<code>404</code>
<message>Not Found</message>
</error>

XML形式で構造化されています。JSONより冗長だが、古くから利用されていますが、最近、プログラムと人間双方にとって読みやすいので、JSON形式は最近のWeb APIで最もよく利用されるようになるようです。

<error>
  <code>400</code>
  <message>Invalid request parameters</message>
</error>

ガイド:APIエラーメッセージの処理

それでは、APIのエラーメッセージについて、どうやって処理すれば良いのでしょうか。次は、APIエラーメッセージの利用ガイドを皆さんに紹介します。

標準のHTTPスターテスコードとメッセージを利用する

APIからのレスポンスを理解するため、開発者はまず返されるHTTPスターテスコードを確認しています。HTTPスターテスコードは一般的にはリクセストの結果の状況を提供します。標準のHTTPスターテスコードおよびそのメッセージは次のようになります:

標準のHTTPスターテスコードとメッセージを利用することは、Restful APIの要件にもなっています。

カスタムエラーコードとメッセージを利用する

標準のHTTPスターテスコードとは異なり、APIによってカスタムエラーコードとメッセージを利用することもよく見られています。これらのエラーコードは、エラーの原因などのより多くの情報を提供するために使われています。例えば、ユーザー認証を処理するAPIは、次のようなエラーコードを定義することができます。

エラーメッセージを明確にする

エラーコードとステータスコードと一緒に、明確な意味があるエラーメッセージを APIに設置することが重要です。一般的には、エラーメッセージは、問題の原因、そして問題の解決策を明確にする必要があります。たとえば、「エラーが発生しました」のような一般的なエラーメッセージを返すのではなく、「ユーザー名またはパスワードが無効です」のようなより具体的なメッセージを提供します。

APIで簡単にエラーメッセージを定義できるApidog

それでは、APIを開発したり、設計したりする時に、APIの可用性を向上するため、エラーメッセージを定義する必要があるのに間違いありません。ここで、人気のAPI管理ツールのApidogを使用して、APIのエラーメッセージを簡単に定義することがおすすめです。

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Apidogを使用すると、非常に直感的な操作で、エラーメッセージを含むAPIの仕様全体を定義することができますし、違うユースケースによって、違うエラーメッセージを定義することもできます。

ApidogでAPIのエラーメッセージを簡単に設定

Apidogの「Response」部分では、必要に応じて、エラーコードとエラーメッセージを複数追加することができます。上記の画像のように、標準のHTTPスターテスコードを定義することもできますし、自分の業務に合えるようカスタムエラーコートとエラーメッセージを定義することもできますので、非常に便利です。

また、自分の需要に従って、エラーメッセージをカスタマイズすることもできますので、APIの可用性を高めるには、ぜひApidogを使用して、APIでエラーメッセージを定義してください。

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