HTTP上のAPI認証方法といえば、Basic認証、Digest認証などたくさん存在しています。その中で比較的に汎用されているのは、Bearer Tokenがあります。本文では、Bearer Tokenについて皆さんに完全に解説します。
Apidogは、APIの設計やテストをシームレスに行えるAPIクライアントツールとして、API関連の作業の効率性を大幅に向上することが可能です。何より重要なことに、下記のボタンからApidogというツールを完全無料で利用できます。👇👇👇
Bearer Tokenとは
Bearer tokenは、認証や認可のために使用される一種のトークンです。WebアプリケーションやAPIにおいて、ユーザーの認証情報を保持し、リクエストやアクセスの権限を示すために使用されます。
Bearer tokenは、OAuthやJWT(JSON Web Token)などのプロトコルや仕様に基づいて生成されます。認証されたユーザーは、サーバーから発行されたBearer tokenを取得し、それをリクエストのヘッダーに含めてサーバーに送信します。サーバーは受け取ったBearer tokenを検証し、トークンに基づいてユーザーのアクセスを制御します。また、Bearer tokenは通常、HTTPSを介して暗号化された接続で送信されます。これにより、トークンが盗まれた場合でも悪意のある第三者による不正なアクセスを防ぐことができます。
Bearer Tokenの構成
Bearer tokenは、一般的にはランダムな文字列で構成されます。形式的には、「Bearer」キーワードとトークンの値がスペースで区切られた形式を取ります。以下は一般的なBearer tokenの形です:
Bearer {token_value}
実際のBearer tokenの例を示します:
Bearer eyJhbGciOiJIUzI1NiIsInR5cCI6IkpXVCJ9.eyJzdWIiOiIxMjM0NTY3ODkwIiwibmFtZSI6Ikpva
Bearer Tokenの有効期間
Bearer tokenは、一時的なアクセストークンとして使用されることが一般的です。トークンは有効期間を持ち、期限が切れると再度認証が必要となります。
Bearer tokenの有効期間は、実装や使用される認証プロトコルによって異なります。一般的には、サーバー側がトークンを発行する際に、有効期間を指定することができます。その有効期間は、トークンが発行されてから無効になるまでの時間を表します。一般的な有効期間の表現方法には、次のようなものがあります:
- 絶対時間: トークンの発行時刻からの絶対的な時間(例: 30分、1時間など)を指定します。
- 相対時間: トークンの発行時刻からの相対的な時間(例: 24時間、1週間など)を指定します。
一度有効期間が切れると、トークンはサーバーによって拒否されるか、再度認証を要求されることになります。有効期間が短いほど、セキュリティが向上しますが、ユーザーエクスペリエンスが悪化する可能性もあります。逆に、有効期間が長すぎると、トークンが漏洩した場合に悪用されるリスクが高まります。
具体的なBearer tokenの有効期間は、サーバーやアプリケーションの設定や要件によって異なります。一般的には、セキュリティの観点から、適切な有効期間を設定することが重要です。
Bearer Token情報を含むリクエストを送信する
Bearer tokenは、多くのWebサービスやAPIで使用されており、セキュアな認証とアクセス管理を実現する上で重要な役割を果たしています。そこで、多くのWeb APIにアクセスするときに、Bearer Tokenが求められます。このような場合、どうやってBearer Tokenを渡して、Web APIにアクセスしますか?
次は、Apidogという高機能のAPI管理ソフトを使って、Bearer Tokenの認証を行った上、リクエストを送信してレスポンスを取得する方法を皆さんに紹介します。
ApidogでBearer Tokenの認証を行う方法
ApidogでAPIの単体テストを行うときに、Bearer Tokenの認証方法は非常に簡単です。
Apidogで既存のAPIを開き、「デバッグ」モードに切り替えると、「Request」→「Auth」の順に選択し、タイプを「Bearer Token」と指定し、Tokenを下側の入力ボックスに記入して送信することができます。