Postmanとは？
Postmanは、API開発者やテストエンジニアがAPIをテストするためのツールです。Postmanは、APIのエンドポイントを呼び出し、リクエストを送信し、レスポンスを受け取り、解析するための簡単で直感的なインターフェイスを提供します。Postmanは、さまざまなHTTPリクエストを作成し、編集し、送信できるため、APIテストに必要なすべての機能を備えています。また、テストスクリプトや環境変数、コレクションなどの機能も提供しています。Postmanは、APIテストの自動化もサポートしており、テストの結果を保存し、共有することができます。Postmanは、APIのテストやデバッグに必要なすべてのツールを提供し、API開発者にとって非常に便利なツールの1つです。
Postmanの利用制限
ただし、Postmanは完璧なものなわけでもありません。多くのユーザーは、Postmanの使用中に、次のような制限が感じられるのでしょう。
- PostmanのUIが英語のみ、日本語に対応していません。
- チームのコラボレーション機能が欠けていて、共同作業の効率性が上がりません。
- コレクションランナーの実行回数が制限されていて、APIテスト作業を前に進めません。
関連記事：解決済み：Postmanコレクションランナーの制限を解消
- その他の制限
上記の原因によって、多くのユーザーは、Postmanの代替品を探している可能性があります。本文では、Postmanの代替ソフトを10個まとめて皆さんに紹介していきます。
最高のPostman代替ソフト - 10選
次は、Postmanの完全代替になれるソフトを10個まとめて、みなさんに紹介していきます。
TOP ⒈ Apidog
ApidogはAPI設計、APIデバッグ、APIモック、API自動化テストを一体化にした包括なAPI総合プラットフォームで、Postman、Swagger、mock、Jmeterの機能をすべて集成しています。直感的で使いやすいUIを提供し、様々なHTTPリクエスト方法、パラメータタイプ、データ形式をサポートし、アサーション、コレクションテスト、環境変数など、豊富なテストとデバッグ機能も提供します。
メリット
- Swagger、OpenAPI、RAML、ApiBlueprintなど、様々なAPI仕様書のフォーマットをサポート
- 豊富なテストとデバッグツールを提供し、CI/CD、シナリオテストにも対応！APIの問題を迅速に発見し、解決可能
- 様々なインテグレーション方式をサポートし、GitHub、GitLabなどの一般的なツールと統合可能
- 豊富なモニタリングと分析ツールを提供し、APIの性能と使用状況をよりよく理解して最適化可能
- Mock Server機能を提供し、開発とテスト段階で使用できるように、仮想APIサーバーを迅速に構築可能になり、Mock ServerはOpenAPI仕様に基づいてAPIを自動的に生成し、各種HTTPステータスコードとレスポンスをモックし、APIをより効率的にテストしてデバッグすること可能になります。
また、最も重要なことに、Apidogは日本語のUIを提供しています。これから、英語力がそんなに強くないユーザーは、英語のUIを我慢する必要がなく、完全に日本語化されたAPI管理ツールを利用できるようになります。
デメリット
- 1つのプロジェクトに最大5名メンバー、それ以上にメンバーを追加すると、料金が発生
TOP ⒉ Swagger UI
Swaggerは非常に人気のあるオープンソースAPI管理ツールで、RESTful APIの設計、構築、ドキュメンテーション、テストなどの機能があります。Swagger UIは直感的なUIを提供し、開発者がAPIをより効率的に設計、テストできます。また、Swaggerは、多くのプログラミング言語とフレームワークをサポートできますし、豊富なプラグインと拡張機能をも提供しています。開発者がこれを使って、APIの性能と使用状況をよりよく管理し、監視することも実現されます。
Swagger UI以外にも、SwaggerはSwagger Editor、Swagger Codegen、SwaggerHubなどの他のツールを提供し、開発者がAPIをよりよく管理して維持するのに役に立ちます。
メリット
- 直感的なUIでJson、Yamlフォーマットのファイルを綺麗なAPI仕様書に表示可能
- APIドキュメントページで直接に簡単なテストを実行可能
デメリット
- 機能上の制限：Swagger UIは簡単なテストのみを提供しているので、CI/CD、シナリオテスト、カスタムテストが必要となる場合、他のツールを選択してください。
- 日本語非対応：Swagger UIの言語と関連のドキュメントは英語のみになりますので、英語が不得意な方にとって、Swaggerはそんなに便利なツールではないかもしれません。
TOP ⒊ Insomnia
InsomniaはオープンソースのRESTクライアントで、APIの迅速なテストとデバッグできます。直感的で使いやすいUIを提供し、様々なHTTPリクエスト方法、パラメータタイプ、データフォーマットをサポートし、アサーション、コレクションテスト、環境変数などの豊富なテストとデバッグ機能を提供しています。
メリット
- クロスプラットフォーム対応：InsomniaはmacOS、Windows、Linuxでも利用可能
- ユーザーフレンドリーのUI：InsomniaはApidogのように、非常にユーザーフレンドリーのUIを提供
- 環境変数へのサポート：Insomniaは環境変数をサポートしているので、テストシナリオの管理が楽に
- CI/CDへの統合：InsomniaはCI／CDインテグレーションに対応
デメリット
日本語非対応：このプラットフォームも英語のみ対応しており、英語のUIに慣れていない方にもおすすめしません。
有料かも：Insomniaは無料のオープンソースのソフトとはいえ、一部の高度な機能を使うと、料金が発生します。
Top ⒋Paw
Paw は、API開発やテストを支援するためのマック用の高機能なRESTクライアントです。Pawは、開発者がAPIを設計、テスト、デバッグする際に必要なツールと機能を提供します。その傑出した機能の1つは、複数の言語でクライアントコードを生成する機能です。
メリット
- ユーザーフレンドリーで使いやすい: Pawは、直感的なインターフェースを持ち、ユーザーが簡単にAPIのリクエストを作成、編集、送信できるように設計されています。
- 豊富な機能: Pawには、リクエストやレスポンスのヘッダー、ボディ、クエリパラメーターを編集するための多くの機能があります。また、Pawはスクリプトやテストの作成にも使用できます。
- 自動化: Pawは自動化されたテストやスクリプトを作成することができ、API開発の時間と手間を節約することができます。
- 統合: Pawは、多くのAPI設計ツールやAPI管理ツールと統合されています。たとえば、Swagger、Postman、Git、Slack、Jira、などがあります。
デメリット
- 価格: Pawは、無料版とプロ版がありますが、プロ版には月額または年間のサブスクリプション料金が必要です。一方、多くの競合製品は無料で利用できます。
- 学習コスト: Pawは多機能であるため、初心者には学習コストがかかる場合があります。
- 対応プラットフォーム: Pawは、macOSのみに対応しています。WindowsやLinuxユーザーは、代替ツールを探す必要があります。
- 複雑さ: Pawは、高度な機能を備えていますが、それらを使いこなすためには時間がかかる場合があります。また、ユーザーが誤った設定を行うと、APIの問題を引き起こす可能性があります。
- 日本語非対応：このプラットフォームも英語のみ対応しており、英語のUIに慣れていない方にもおすすめしません。
TOP ⒌ Apigee
Apigeeは、完全なAPIソリューションを提供できるプラットフォームで、API設計、開発、テスト、デプロイなども実現できます。Apigeeを通じて、開発者がAPI効果的に構築して管理できます。例えば、API設計、テスト、モニタリング、分析に関する作業も実現されます。現時点では、ApigeeはGoogleに買収され、Googleクラウドの一部となりました。
⚠️ご注意：このツールはクラウドに依存しているサービスなので、このツールを使うには、ネットワーク環境の安定性も求められます。
メリット
- パワフルな機能セット: Apigeeは、API管理やAPIゲートウェイ機能など、包括的な機能セットを提供します。これにより、APIのセキュリティ、監視、トラフィック制御など、さまざまな側面を効果的に管理できます。
- スケーラビリティ: Apigeeは、高トラフィックのAPIに対してもスケーラブルなソリューションを提供します。クラウドベースのインフラストラクチャを使用しており、需要の変動に応じて柔軟にスケールアップやスケールダウンが可能です。
- セキュリティ: Apigeeは、APIのセキュリティを確保するための多層のセキュリティ機能を提供します。APIキーの管理、OAuth認証、アクセス制御など、セキュリティのための包括的な機能が備わっています。
- データ分析: Apigeeは、APIのトラフィックや使用状況に関する詳細なデータを収集し、分析する機能を提供します。これにより、APIのパフォーマンスや利用動向を把握し、戦略的な意思決定に活用することができます。
デメリット
- 複雑さ: Apigeeは、多機能であり、設定やカスタマイズには一定の学習コストがかかる場合があります。初心者にとっては、使い始めるまでに時間がかかることがあります。
- 価格: Apigeeは、一定の規模以上の使用には有料プランが必要です。そのため、小規模なプロジェクトや開発者個人の使用には、費用が高くなる可能性があります。
- ロックイン: Apigeeは、ベンダー固有のプラットフォームであるため、他のAPI管理ツールとの移行が困難になる場合があります。また、独自の拡張機能を使用している場合、移行の際に再実装が必要になる可能性があります。
- カスタマイズの制約: Apigeeは、高度なカスタマイズが可能ですが、一部の制約も存在します。特定のニーズに合わせたカスタマイズが必要な場合、制約により
Top 6. SoapUI
SoapUI とは、APIテストおよびWebサービステストのための人気のあるツールです。以下は、SoapUIのメリットとデメリットの一般的なリストです。
メリット
- テスト自動化: SoupUIは、APIのテスト自動化を簡単に行うことができます。これにより、APIの正常な動作を迅速に確認し、品質を向上させることができます。
- クロスプラットフォーム: SoupUIは、Windows、Mac、Linuxなど、さまざまなプラットフォームで動作します。また、Javaベースで開発されているため、Java開発者には特に使いやすいツールとなっています。
- 豊富な機能: SoupUIは、リクエストの送信やレスポンスの表示に加え、データのマッピング、変換、編集、認証、監視などの豊富な機能を提供しています。
- 拡張性: SoupUIは、多数のプラグインや拡張機能をサポートしており、自分のニーズに合わせてカスタマイズすることができます。
デメリット
- 学習コスト: SoupUIは、初めて使用する場合、学習コストがかかることがあります。特に、複雑なAPIテストケースを作成する場合、スキルや時間の投資が必要となる場合があります。
- 負荷テスト機能の制限: SoupUIは、負荷テストの機能を提供していますが、大量のリクエストを処理する際には限界があります。大規模な負荷テストを行う場合には、別のツールを使用することが必要になることがあります。
- データの取り扱い: SoupUIは、データのマッピング、変換、編集などの機能を提供していますが、複数のデータソースを同時に扱うことができないという制約があります。
- UIの使い勝手: SoupUIは、Javaベースのデスクトップアプリケーションであり、UIが複雑であると感じる場合があります。また、UIのカスタマイズが制限されているため、操作の柔軟性に欠ける場合があります。
Top 7. Runscope
Runscope は、APIのテスト、監視、およびトラフィックのキャプチャに特化したツールです。以下は、Runscopeのメリットとデメリットの一般的なリストです。
メリット
- クラウドベースのテストと監視: Runscopeはクラウドベースのプラットフォームであり、APIのテストと監視をクラウド上で実行することができます。これにより、世界中のさまざまな場所からAPIのパフォーマンスや可用性をモニタリングできます。
- テスト自動化とスケジューリング: Runscopeは、APIテストの自動化とスケジューリングをサポートしています。定期的なテストの実行や、特定の条件下でのテストの実行を設定することができます。
- リアルタイムのアラートと通知: Runscopeは、APIの監視結果に基づいてリアルタイムのアラートと通知を提供します。APIのエラーや応答時間の増加などの問題が発生した場合、すぐに通知を受け取ることができます。
デメリット
- 一部の機能が有料: Runscopeは、一部の機能が有料であるため、完全な機能セットを利用するには、料金が必要となる場合があります。
- APIの制限: Runscopeは、APIテストを実行する際に、1分あたりのリクエスト数に制限があるため、大量のリクエストを処理する場合には、制限に達する可能性があります。
- セキュリティ: Runscopeは、外部にAPIを公開するために使用される場合がありますが、その際にセキュリティ上のリスクが生じる可能性があります。安全な方法でAPIを公開する必要があります。
Top 8. Boomi
Boomi は、クラウドベースの統合プラットフォームであり、アプリケーションやデータの連携を容易にするために使用されます。
メリット
- クラウドベースの統合: Boomiはクラウドベースのプラットフォームであり、複数のアプリケーションやデータソースをシームレスに統合することができます。オンプレミス環境やクラウド環境の統合が容易です。
- 可視性と監視: Boomiは、エンドツーエンドのプロセスやデータフローを可視化し、リアルタイムで監視することができます。これにより、問題の特定やパフォーマンスの改善が容易になります。
- 低コーディング: Boomiは、ビジュアルなインターフェースとドラッグアンドドロップ機能を提供しており、プログラミングの知識がなくても統合プロセスを作成できます。これにより、開発時間とリソースを節約できます。
- 拡張性: Boomiは、多くの組み込みの接続機能やプリビルトのテンプレートを提供しており、様々なシステムやアプリケーションとの統合が容易です。また、カスタムコードやAPIを使用して機能を拡張することもできます。
デメリット
- 学習コスト: Boomiは、初めて使用する場合、学習コストがかかることがあります。特に、複雑な統合プロセスを作成する場合、一定の学習やトレーニングが必要となる場合があります。
- カスタマイズの制約: Boomiは、カスタマイズの余地がある一方で、全ての場合に対応できるわけではありません。特定の機能が必要な場合には、カスタムコネクタを作成する必要があります。
- パフォーマンス: Boomiは、大量のデータを処理する場合に、パフォーマンスの問題が生じることがあります。これは、クラウドベースのサービスの制限です。
Top 9. Restlet Studio
Restlet Studioは、APIの設計、テスト、ドキュメント化に使用されるクラウドベースの開発ツールです。以下は、Restlet Studioのメリットとデメリットの一般的なリストです。
メリット
- 直感的なインターフェース: Restlet Studioは、シンプルで使いやすいインターフェースを提供しています。APIの設計やテスト、ドキュメント化などの作業を直感的に行うことができます。
- モックサーバーの生成: Restlet Studioは、APIの設計段階でモックサーバーを生成する機能を提供しています。これにより、実際のバックエンドの開発前にAPIの振る舞いをテストすることができます。
- リアルタイムのコラボレーション: Restlet Studioでは、チーム内でのリアルタイムのコラボレーションが可能です。複数のユーザーが同時にAPIの設計やテストを行い、変更を共有できます。
- ドキュメントの自動生成: Restlet Studioは、APIの設計からドキュメントの自動生成までをサポートしています。APIの仕様やエンドポイント、パラメータなどの情報をドキュメント化し、開発者に対して使いやすいリファレンスを提供します。
デメリット
- 機能の制約: Restlet Studioは、APIの設計とテストに特化したツールであり、一部の高度な開発機能や統合機能が制限されている場合があります。より複雑なAPI開発には、他のツールが必要になる場合があります。
- オフラインでの利用の制限: Restlet Studioは、クラウドベースのツールであるため、インターネット接続が必要です。オフライン環境での利用には制限があります。
- カスタマイズの制約: Restlet Studioは、拡張性が限定されているため、特定のニーズに合わせたカスタマイズやプラグインの追加が制限される場合があります。
- 価格: Restlet Studioは、基本的な機能の利用には無料ですが、一部の上級機能や追加のサポートには料金がかかる場合があります。利用する機能や需要に応じて、予算を考慮する必要があります。
TOP 10. Stoplight
Stoplightは包括的なAPI開発プラットフォームで、APIデザイン、文書化、テスト、公開などの機能が含まれます。OpenAPI、Swagger、RAMLなど、様々なAPIの仕様をサポートできます。
メリット
- 統合開発環境: APIの設計、テスト、ドキュメント化、監視など、APIのライフサイクル全体をカバーする統合開発環境を提供
- 直感的なインターフェース: シンプルで使いやすいインターフェースを提供し、APIの設計やドキュメント作成を直感的に行える
- オープンAPI規格への準拠: オープンAPI（旧Swagger）の規格に準拠し、既存のSwaggerまたはOpenAPI仕様をインポートして作業を開始可能
- モックサーバーの生成: APIの設計段階でモックサーバーを生成し、バックエンドの実装前にAPIの振る舞いをテストできる
デメリット
- 学習コスト: Stoplightを初めて使用する際には、学習コストがかかる場合があり、特に複雑なAPIの設計や高度な機能を活用する場合にはスキルや時間の投資が必要
- 価格: 上級機能や追加のサポートには料金がかかる場合があり、利用する機能や需要に応じて予算を考慮する必要がある
- カスタマイズの制約: 拡張性が一部制限されており、特定のニーズに合わせたカスタマイズやプラグインの追加には限定がある
- オフラインでの利用の制限: クラウドベースのツールであるため、インターネット接続が必要であり、オフライン環境では利用できない
- 日本語に対応: Stoplightプラットフォームは英語のみ対応しており、英語に慣れていない方は使いこなすのが難しいのです。
結論
本文では、Postmanの代替ソフトを10個をまとめて紹介しました。いずれかのソフトもすごく優れたツールで、APIテストが簡単に実現されます。ただし、ほぼのAPIツールは、日本語されていませんので、これらのツールを使うために、英語を習得しないと使いこなせません。そこで、一番先におすすめしたApidogというAPI管理ツールを利用しては問題ありません。完全に日本語されたAPI管理ツールとして、APIの設計、開発、デバッグ、テスト、モックなどの機能をすべて包括しています。クロスプラットフォームで利用できますし、ブラウザアプリでオンラインでの利用もサポートされています。APIテストを含むAPI管理のニーズがあれば、Apidogは理想的なツールだと考えられています。
