解決済み:GETメソッドでHTTPボディを使用できない?

HTTP通信では、リクエストのボディは重要な役割を果たしています。しかし、GETメソッドの場合、HTTPボディを使わずURLパラメータでデータを渡すのが一般的です。本記事では、GETとボディの関係、GETのデータ渡し方などについて解説した上、GETメソッドでHTTPボディを本当に使用できないのかについても考察していきたいと思います。

中村 拓也

中村 拓也

11 5月 2025

解決済み:GETメソッドでHTTPボディを使用できない?

HTTP通信では、リクエストのボディは重要な役割を果たしています。しかし、GETメソッドの場合、HTTPボディを使わずURLパラメータでデータを渡すのが一般的です。本記事では、GETとボディの関係、GETのデータ渡し方などについて解説した上、GETメソッドでHTTPボディを本当に使用できないのかについても考察していきたいと思います。

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Apidogは全てのHTTPメソッドに対応しており、HTTPボディを利用するか、しないかを柔軟に設定できるので、どのようなAPIリクエストを送信するのに便利なツールになります。
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GETメソッドとは、HTTP Body(ボディ)との関係は?

GETメソッドは一番汎用されているHTTPメソッドとして、サーバーからデータを取得するために利用されることが多いのです。サーバーから特定のデータを取得するために、URLパラメータを使用してデータを渡すのが一般的になります。だから、原則としてGETメソッドがリクエストボディを持つことはありません。

GETメソッドとは|簡単にGETリクエストを送信する方法
GETメソッドは、HTTPプロトコルにおける主要なリクエストメソッドの一つです。主にサーバーからデータを取得する際に使われるhttpメソッドになります。本文では、GETメソッドを詳しく紹介した上、GETリクエストを簡単に送信する方法を解説します。

GETメソッドでのデータの渡し方

GETリクエストは一般的にHTTPボディの代わりにパラメータを使用してサーバーにデータを渡しています。使用可能なパラメータには主に以下のようなタイプがあります。

URLの?以降にキーと値の形式で指定するパラメータ。

例: ?id=1234&name=abc

URLのパスの一部として指定するパラメータ。

例: /items/{id} の {id} 部分

リクエストヘッダーに指定するパラメータ。

例: X-Custom-Header: value

Cookieヘッダーで指定するパラメータ。

例: Cookie: id=1234; name=abc

この中で、クエリパラメータが最も一般的ですが、APIの設計などで状況に応じてこれらのパラメータを使い分けます。これらのパラメータを使用してデータを渡すときに、URLエンコードに注意する必要があります。例えば、特殊文字は%エンコードする必要があります。また、GETメソッドのパラメータは直接にURLの後ろに追加するので、ブラウザやWebサーバーのURL最大長を超えないようにURLの長さ制限に気をつける必要があります。

GETメソッドは基本的にHTTP Bodyを使用しない

上記のように、GETの特性やパラメータの基本情報を理解した上で、GETリクエストは一般的にクエリパラメータやパスパラメータを利用してデータを渡していることで、GETメソッドは基本的にHTTP Bodyを使用しないことがわかりますね。

HTTPリクエストボディを使用して、データをサーバーに送信する必要がある場合は、POSTメソッドなどの他のHTTPメソッドを利用するのが適切です。

GETメソッドは基本的にリクエストボディを使用しない原因

それでは、なぜかGETメソッドはHTTPボディを使用しませんか?次は、GETメソッドがリクエストボディを利用しない主な理由を紹介します。

HTTPの仕様上の制限

イデンポテンシーの保証

キャッシュの実装

ブックマークや共有のしやすさ

セキュリティ

以上の原因のため、GETメソッドは基本的にリクエストボディを利用しません。

例外あり:GETメソッドでもHTTPボディを利用する

ただし、GETメソッドでは必ずHTTPボディを使用していけないわけでもありません。以下のような場合にはGETメソッドでもリクエストボディを送信することがあります。

検索条件を指定する場合

APIでのパラメータ送信

リクエストスマグリング

ということで、GETメソッドは原則としてリクエストボディを利用しませんが、必ずしもそうではありません。検索条件を指定する必要がある場合など、例外となります。また、HTTPボディを使用してデータを送信する場合は、POSTやPUTなどのメソッドを利用するのが普通です。

Apidog:全てのHTTPメソッドにも全面的にご対応

それでは、GETやPOSTなどのメソッドを使って、HTTPボディでデータを送信したい場合、どうしたらいいですか?Apidogという優れていたAPI管理ツールは、全てのHTTPメソッドにも全面的に対応できるので、HTTPリクエストを送信する時にいずれかのHTTPメソッドを指定したり、HTTPボディを利用するかどうかを選択したりすることができます。また、自分でAPIを開発する場合は、APIの設計だけではなく、APIの仕様書生成、テスト自動化、データモックなど、様々な機能もできます。

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Apidogでは、GETやPOSTを含む様々なHTTPメソッドにも対応できます。どちらのWeb APIもHTTPプロトコルを使用していますので、目的別で、HTTPメソッドを選択する必要があります。HTTPメソッドといえば、常に下記のものがあります。

APIメソッドを設定

HTTPメソッドのドロップダウンリストから希望のメソッドを選択することもできますし、HTTPボディを利用したい場合、Requestパラメータの「Body」タブに切り替えて簡単に利用できます。

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まとめ

GETメソッドは一般的にHTTPボディを使用せずに、URLパラメータやヘッダーなどでデータを渡しています。その理由としては、HTTPの仕様、イデンポテンシーの保証、キャッシュなどがあります。

ただし、特定のケースではGETメソッドでもHTTPボディを使用する場合がある
データを送信する際のHTTPメソッドの選択は、RESTの原則に従って適切に行う必要があると考えられています。

また、Apidogは全てのHTTPメソッドに対応しており、HTTPボディを利用するか、しないかを柔軟に設定できるので、どのようなAPIリクエストを送信するのに便利なツールになります。

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