APIの中でHTTP APIが一番汎用されている種類になります。現在主流となっているREST APIもHTTP APIに属しています。それでは、HTTP APIとは何ですか?何か特徴がありますか?本文では、これらの問題を解明していきたいと思います。
そして、HTTP APIをテストしたりする必要がある場合、本文では、一番使いやすいHTTP APIツールのApidogを使ってそれを効率的にテストする方法を紹介します。
HTTP APIとは
APIとは、アプリケーション同士の通信を可能にするインターフェースのことで、HTTP APIは、HTTPプロトコルを利用してAPIを実装したものになります。
そこで、HTTP APIへの理解を深めるために、HTTPプロトコルを知っておく必要があるのでしょう。
HTTPプロトコルについて
HTTPとはHypertext Transfer Protocolの略で、インターネット上でクライアントとサーバーの間でデータを転送するためのプロトコルです。HTTPはウェブブラウザとサーバー間の通信を規定する基礎的なプロトコルで、すでにウェブリソースの転送やウェブAPIの実現に必須の技術になります。
HTTPプロトコルの主な特徴:
- リクエスト・レスポンス型のプロトコルである。クライアントがリクエストを送信し、サーバーがレスポンスを返す。
- 主なリクエストメソッドにGET、POST、PUT、DELETEなどがある。
- ステートレスなプロトコルで、サーバーはリクエスト間で状態を保持しない。
- TCP上で動作し、通常はポート80番を使用する。HTTPSはSSL/TLSによる暗号化通信で、ポート443を使用する。
- レスポンスのステータスコードでリクエストの成功、エラーなどを示す。200 OK、404 Not Found、500 Internal Server Errorなど。
- Cookieを使用してセッションを管理できる。
- ヘッダにコンテンツタイプやエンコーディング、キャッシュ情報などのメタデータを含む。
- ウェブ上のデータ通信の基盤として、ウェブアプリケーションやAPIの実装に不可欠。
HTTP APIの特徴
HTTP APIはHTTPというプロトコルに基づくものになるので、HTTP APIの特徴もHTTPプロトコルの特質によるものになります。次は、HTTP APIの主な特徴についてみなさんに紹介します。
- HTTPのリクエスト/レスポンス模型に基づいている
- JSONやXMLなどのデータ形式で情報をやり取りする
- RESTアーキテクチャスタイルを利用することが多い
- HTTPメソッド(GET, POST, PUTなど)を活用する
- ステートレスで、セッションや状態を保持しない
- HTTPのステータスコードで結果を表現する
- インターネット上を介してアクセスできる
このように、HTTP APIを使うことで、Webアプリケーションから他のアプリケーションの機能を利用したり、異なるシステム間での情報交換を実現できます。
HTTP APIの種類:REST APIだけではない!
REST APIは最も一般的なHTTP APIですが、HTTP APIにはREST APIのほかにも様々な種類があります。HTTPというプロトコルを活用する限り、APIの設計と実装にはさまざまな選択肢があるのです。
HTTP APIには、REST APIの他に、主に次のようなAPI種類もあります:
- RPC API: リモートプロシージャコールに基づくAPI。関数呼び出しに近いスタイル。
- GraphQL API: 1つのエンドポイントで柔軟なデータ取得を実現するクエリ言語を活用。
- Webhook API: イベント駆動のAPI。サーバーがクライアントにプッシュ通知する。
- WebSocket API: リアルタイム双方向通信を可能にするWebSocketプロトコルを利用。
HTTP APIを設計する際には、RESTという設計規範は決して唯一の選択肢というわけではありません。APIの設計を完成するために、どのような操作を許容するか、リクエストの構造はどうか、どんなデータ形式を使うか、リアルタイム性が必要か等を考慮して、適切な方式を選択することが大切です。
HTTP APIの設計とテストもApidogにお任せ
Apidogは非常に強力的なAPI管理ツールになります。Apidogを使用することで、HTTP APIを簡単に設計することができます。
次のスクリーンショットのように、API仕様書を全てApidogの直感的なUIで設定することもできますし、設計が終わった後、非常に綺麗なAPI仕様書を生成することもできます。
また、「デバッグ」モードに切り替えて、APIのエンドポイントURLを記入して、パラメータ(クエリパラメータ、パスパラメータ、ヘッダーやボディなど)を記入して、リクエストを送信してレスポンスを取得したり、どの種類のHTTP API(REST、SOAP、JSON-RPC、XML-RPCなど)を簡単にテストしたりすることもできます。
まとめ
この記事では、HTTP APIの概要とそのテスト方法について解説しています。HTTP APIは、HTTPプロトコルを利用したAPIの総称です。今最も一般的なのがREST APIですが、RPCやGraphQL、Webhookなど様々な種類のHTTP APIがあります。
HTTP APIの設計とテストは、API管理ツールのApidogを使うと効率的に行えます。Apidogは直感的なUIでAPIの仕様を設定でき、実際のエンドポイントに対してパラメータを設定してテストを実行できます。このように、Apidogを活用することでHTTP APIの設計とテストをスムーズに進めることができるのです。