Talend API Testerは、HTTPとREST APIの呼び出し、検索やテストを行える便利なツールになります。Talend API Testerは元々日本語に対応できませんでしたが、最近いよいよ日本語のUIをサポートできるようになったため、本文では、Talend API Testerの日本語設定の手順を皆さんに紹介した上、より便利なAPIテストフリーツールをみなさんにお勧めします。
Talend API Testerとは
Talend API TesterはAPIテスト用のChrome拡張で、ブラウザから簡単にAPIをテストしたりすることができるクライアントツールです。Talend API Testerは、REST、SOAP、HTTP APIにも対応でき、POST、GET、PUT、DELETEなどのメソッドでリクエストを送信することをサポートしています。
Talend API Testerの主な機能
Talend API Testerは、主にAPIリクエストの送信とレスポンスの検索、API動作の検証のために利用されています。その主な機能は次のようになります:
- ビジュアルで使いやすいUIでRESTや単純なHTTP APIと連携。
- 呼び出し履歴の表示と検索。履歴内のリクエストの編集と再送信。
- リクエストをプロジェクトとサービスに保存して整理。
- カスタム変数、セキュリティ、認証を使用してダイナミックリクエストをビルド。
- さまざまなビュー(ロウ、整形、プレビュー)を使ってさまざまなフォーマット(JSON、XML、HTML、画像など)のレスポンスを表示し、検査。
- アサーションによるレスポンスの検証(ステータス、ヘッダー、XML、JSONボディ、応答時間など)。
- Postmanコレクション、Swagger、OAS、OpenAPI、HAR (HTTPアーカイブ)を簡単にインポート。
Talend API Testerの日本語設定
最新、Talend API TesterのUIは日本語にも対応できるようになりました。Talend API TesterのUIは以前として英語のままで表示されている場合、次の操作手順を参照して、それを日本語化にすることができます。
ステップ⒈ChromeからTalend API Testerという拡張を起動して、右上にあるプロファイルアイコンをクリックして、「API Tester Settings」を選択します。
ステップ⒉Talend API Testerの設定画面で「Language」のドロップダウンリストから「日本語」を選択した上、「Apply」ボタンをクリックします。
ここで、Talend API TesterのUIが日本語になるので、英語が不得意の方でも簡単にAPIをテストできるようになります。
より使いやすいAPIテストツール:Apidog
Talend API Testerの代わりに、Apidogというツールを使用することがお勧めです。Apidogは、Talend API Testerの全機能を備えており、既存のAPIリクエストから、API仕様書を自動生成したり、0からAPIをデザインしたりすることができます。また、ApidogにはMockサーバーも内蔵されていて、APIのサーバーサイドができていない場合でも、APIのテストを行えるので、非常に便利なツールになるのでしょう。
Apidogの機能の例
Apidogはこれまでに一番包括的なAPI管理ツールとして、それが実現できる機能はたくさんあります。次は、ほんの一部の機能の例を皆さんに紹介します。
- APIデザインと仕様書生成:Apidogは、非常に直感的な操作によってAPIを設計することができます。これによりYAMLやJSONを手動で書かなくてもAPIを定義したり、仕様書を生成できます。また、既存のリクエストのデータに基づいて、API仕様書を1クリックで自動生成することも可能です。
- データモデル(Schema): Apidogは再利用可能なデータ構造をサポートしています。また、直接ネストされたモデルの参照、直接JSON/XMLのスマートインポートをサポートし、oneOf、allOfなどの高度な組み合わせパターンをサポートします。
- APIのテスト: 環境変数、前/後処理Script、Cookie /セッションのグローバル共有など、Postmanが持っている機能を全部備えています。それに、Apidogは、より使いやすくて効率性が高くなります。APIを実行した後、
APICaseを保存
ボタンをクリックしてAPIケース
を作成すると、この後はパラメータを再入力せずに当該APIを直接に実行できるので、非常に便利です。カスタムScriptはPostmanの構文に互換し、javascript、java、python、PHP、js、BeanShell、go、shell、ruby、luaやその他のプログラミング言語での実行コードを全面的にサポートしています。 - APIユースケース:APIには通常、多数のユースケース(パラメータのユースケースが正しいか、正しくないか、空であるか、パラメータの状態が異なるなど)があります。ApidogのAPIケース機能は、ユースケースを実行するときに、データの正確性の確認が自動的に開始されるので、デバッグすることは非常に効率的です。
- APIデータのモッキング:Apidogには、統合されたMock.jsルールエンジンが含まれているので、非常に簡単に様々なデータをMockし出すことが可能です。開発者は、データ構造をする同時に、Mockのルールを定義できます。そして、「期待」を追加して、Requestパラメータに基づいて複数のMockデータを返すことをもサポートしています。また、最も重要な特徴は、
設定必要なし
で現実的なデータをシミュレートすることです。関連するセクションに関して、後でより多くの情報を紹介します。 - データベース操作:Apidogは、データベースデータの読み取ってそれをAPIのRequestパラメータとして使用することをサポートしています。Apidogは、データベースのデータを読み取って、APIのRequestが成功したかどうかを認証することもできます。
- APIの自動テスト:ApidogはAPIコレクションテストをサポートしているため、開発者はAPI(またはAPIユースケース)を選択してテストコレクションをすばやく作成できます。APIの自動テストに関するより多くの機能はまだ開発中ですが、お楽しみください!開発者のエクスペリエンスを向上させながら、JMeterのすべての機能を備えることがこちらの目標です。
- コード生成:API及びデータモデルの定義に基づいて、システムは自動的に
API requestコード
,フロントエンドコード
とバックエンドコード
を生成します。 - チームの協業: Apidogはチームのコラボレーションのために設計されています。APIの更新がリアルタイムにクラウドで同期され、
チーム/プロジェクト/メンバー権限
の管理に対応しています。 また、「スプリントブランチ」にも対応可能です。メンバーは各自のブランチでAPIを開発して、それをMainブランチにマージすることで、コラボレーションの効率性がかなり高まります。Apidogは、異なるビジネスモデルのニーズを満たすように努力しています。