URLのパスの一部に埋め込まれる変数のような値のことをパスパラメータと呼びます。本記事では、パスパラメータの定義と特徴、具体的な記述方法や活用事例を紹介します。
また、パスパラメータを含むAPIのテスト・開発を支援するツールとして、Apidogの使い方も合わせて解説します。
APIのパスパラメータとは
パスパラメータは、URLパラメータの一種として、URLのパスの中に埋め込まれた変数のようなものです。
例えば以下のようなURLの/users/12345
の部分がパスパラメータの例です。
http://example.com/users/12345
ここで12345
の部分がユーザーIDなどを表す変数となっています。
このように、APIのエンドポイントにおいて、動的な値をパスの一部として指定することがパスパラメータです。
APIでパスパラメータの特徴
GETリクエストで多く利用されるパスパラメータは、主に次のような特徴があると考えられています。
- URLパスに直接埋め込むので、読み取りが簡単
- GETリクエストで主に利用される
- データの取得や特定リソースの操作に利用される
- 変更がまれなので、キャッシュしやすい
APIのパスパラメータの書き方
パスパラメータの記述方法は基本的には以下のようになります。
/リソース名/{パラメータ名}
例えばユーザー情報を取得するAPIの場合は以下のように書くことにします:
/users/{userId}
この例では、{userId}
の部分がパスパラメータです。実際のリクエストの際には、この部分を実際の値で置き換えて利用するので、次のようになります:
/users/12345
このように、パスの一部を変数のように扱うことで動的な指定が可能になります。
APIのパスパラメータの活用事例
- ユーザーデータの取得
/users/{userId}
- 商品情報の取得
/products/{productId}
- 記事ページの取得
/articles/{articleSlug}
このように、データの取得系APIではIDやスラッグをパスパラメータとして利用することが多いです。
Apidogでのパスパラメータを指定して送信
APIのテスト・開発ツールのApidogでは、パスパラメータを簡単に扱うことができます。
リクエストの作成画面上部のURL入力欄にパスパラメータを含むURLを入力すると、Apidogがこれを自動的に解析して、個別のパラメータとして認識してくれます。例えば以下のURLを入力すると、
/users/{userId}
userIdという名前のパスパラメータがGUIで作成され、値を簡単に設定できるようになります。パラメータ値の入力ボックスの魔法の杖のアイコンをクリックして、パラメータ値をダイナミック値に設定することもできるので、非常に便利です。
また、「保存」ボタンをクリックすると、作成したリクエストは保存が可能なので、後から再利用でき非常に便利です。
Apidogを使えば、パスパラメータを含むAPIを簡単にテストできるので、是非活用してみましょう。
まとめ
以上、パスパラメータの定義から記述方法、活用事例、Apidogにおける扱い方について解説しました。
パスパラメータを上手く利用することで、リソースの取得や指定を柔軟に行うことができます。APIの設計・開発・テスト時に、Apidogを使ってパスパラメータを完全に活用することをおすすめします。