APIでパスパラメータとは?パスパラメータの使い方を解説

URLのパスの一部に埋め込まれる変数のような値のことをパスパラメータと呼びます。本記事では、パスパラメータの定義と特徴、具体的な記述方法や活用事例を紹介します。

中村 拓也

中村 拓也

25 7月 2025

APIでパスパラメータとは?パスパラメータの使い方を解説

URLのパスの一部に埋め込まれる変数のような値のことをパスパラメータと呼びます。本記事では、パスパラメータの定義と特徴、具体的な記述方法や活用事例を紹介します。

また、パスパラメータを含むAPIのテスト・開発を支援するツールとして、Apidogの使い方も合わせて解説します。

button

APIのパスパラメータとは

パスパラメータは、URLパラメータの一種として、URLのパスの中に埋め込まれた変数のようなものです。

例えば以下のようなURLの/users/12345の部分がパスパラメータの例です。

http://example.com/users/12345

ここで12345の部分がユーザーIDなどを表す変数となっています。

このように、APIのエンドポイントにおいて、動的な値をパスの一部として指定することがパスパラメータです。

APIでパスパラメータの特徴

GETリクエストで多く利用されるパスパラメータは、主に次のような特徴があると考えられています。

APIのパスパラメータの書き方

パスパラメータの記述方法は基本的には以下のようになります。

/リソース名/{パラメータ名}

例えばユーザー情報を取得するAPIの場合は以下のように書くことにします:

/users/{userId}

この例では、{userId}の部分がパスパラメータです。実際のリクエストの際には、この部分を実際の値で置き換えて利用するので、次のようになります:

/users/12345

このように、パスの一部を変数のように扱うことで動的な指定が可能になります。

APIのパスパラメータの活用事例

/users/{userId}
/products/{productId}  
/articles/{articleSlug}

このように、データの取得系APIではIDやスラッグをパスパラメータとして利用することが多いです。

Apidogでのパスパラメータを指定して送信

APIのテスト・開発ツールのApidogでは、パスパラメータを簡単に扱うことができます。

button

リクエストの作成画面上部のURL入力欄にパスパラメータを含むURLを入力すると、Apidogがこれを自動的に解析して、個別のパラメータとして認識してくれます。例えば以下のURLを入力すると、

/users/{userId}

userIdという名前のパスパラメータがGUIで作成され、値を簡単に設定できるようになります。パラメータ値の入力ボックスの魔法の杖のアイコンをクリックして、パラメータ値をダイナミック値に設定することもできるので、非常に便利です。

ApidogでPathパラメータを利用

また、「保存」ボタンをクリックすると、作成したリクエストは保存が可能なので、後から再利用でき非常に便利です。

Apidogを使えば、パスパラメータを含むAPIを簡単にテストできるので、是非活用してみましょう。

まとめ

以上、パスパラメータの定義から記述方法、活用事例、Apidogにおける扱い方について解説しました。

パスパラメータを上手く利用することで、リソースの取得や指定を柔軟に行うことができます。APIの設計・開発・テスト時に、Apidogを使ってパスパラメータを完全に活用することをおすすめします。

button

Explore more

AIでAPIドキュメント品質チェック:見落としを防ぐ実践ガイド

AIでAPIドキュメント品質チェック:見落としを防ぐ実践ガイド

本記事では、完成したように見えるAPIドキュメントに潜む不足や不整合に着目し、ApidogのAI機能を活用して、インポートから洗練、完全性・コンプライアンスチェックまで段階的に品質を高める方法を解説します。

18 12月 2025

はじめてのGPT-5.2 API入門:価格・使い方・実践例を解説

はじめてのGPT-5.2 API入門:価格・使い方・実践例を解説

本記事では、GPT-5.2 APIの基本的な使い方からバリアント選択、Apidogを用いたテスト手法までを解説し、AIエージェント開発を効率的に始める方法を紹介します。

12 12月 2025

DeepSeek-V3.2とDeepSeek-V3.2-Speciale APIの使い方

DeepSeek-V3.2とDeepSeek-V3.2-Speciale APIの使い方

本記事では、DeepSeek-V3.2 および DeepSeek-V3.2-Speciale API の使い方を解説します。ローカル実行からホスト型エンドポイントの利用、Apidog を用いたテストまで、開発者がAIアプリを効率的に構築するための手順をわかりやすく紹介します。

1 12月 2025

ApidogでAPIデザイン中心のアプローチを取る

APIの開発と利用をよりシンプルなことにする方法を発見できる