Postmanは一番知名度が高いAPIテストツールになります。多くのユーザーは、主にRESTful APIをテストするために、Postmanを利用しています。本文では、このツールを使って、APIのテストを展開する方法を皆さんに紹介します。
本番に入る前、まずはRESTful API及びAPIのテストの概要について皆さんに紹介しようと思います。
REST API(RESTful API)について
REST(Representational State Transfer)APIとは、Webアプリケーションの機能を外部のクライアントアプリケーションから利用するためのAPIの一種です。REST APIは、HTTPプロトコルを使用して通信を行い、一般的にJSONまたはXML形式でデータをやりとりします。
REST APIでは、リソース(データ)を一意の識別子(URI)で指定し、HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETEなど)を使用してリソースを操作します。クライアントアプリケーションはHTTPリクエストを送信し、サーバーからのHTTPレスポンスを受け取ります。これにより、Webアプリケーションの機能を外部から利用することができます。
REST APIの柔軟性と汎用性により、開発者は、他のアプリケーション、Webサービス、データベースなど、さまざまなソースからデータにアクセスできるアプリケーションを作成できます。これらのAPIは、WebおよびモバイルアプリケーションおよびIoTデバイスで広く導入されています。
APIのテストについて
RESTful APIのテストは、APIが期待どおりに動作することを確認するために必要です。APIが期待通りに動作しない場合、クライアントアプリケーションが正しい結果を取得できない可能性があります。このような場合、ユーザーが望んでいた機能を提供できず、顧客満足度が低下する可能性があります。
APIテストは、APIの機能的要件を検証するだけでなく、APIが受け入れるリクエストや応答の形式、エラー処理、セキュリティ、パフォーマンス、スケーラビリティなど、さまざまな側面をテストすることもできます。これにより、APIの品質を維持し、問題を早期に検出して修正することができます。したがって、RESTful APIのテストは、高品質なソフトウェアを開発するために必要不可欠なステップの1つです。
ただし、APIのテストは非常に複雑なプロセスになり、手動でAPIをテストすると、時間がかなりかかったり、不具合を検出できなかったりする場合があよくありますので、テストツールを導入して、テストの自動化を実現する必要があると思います。
APIテストツールを利用するメリット
APIテストツールを利用するメリットといえば、以下のようなものがあると考えられています。
- 効率的なテスト: APIテストツールを使用することで、手動でテストする場合よりもはるかに効率的にテストを実行できます。ツールは自動化されており、繰り返しテストを実行できます。これにより、手動テストの時間とコストを節約できます。
- 繰り返し可能なテスト: APIテストツールを使用すると、テストを再利用できます。これにより、繰り返しテストを実行し、一貫性のある結果を得ることができます。
- 複雑なテスト: APIは、多数のエンドポイントや複雑なリクエストを処理することができます。しかし、これらの機能を手動でテストすることは困難です。APIテストツールは、複雑なリクエストを自動的に処理できます。これにより、手動テストではカバーしきれないシナリオを網羅的にテストできます。
- テストの正確性: APIテストツールは、人間のエラーを排除し、テストの正確性を向上させます。ツールは常に一定の方法でテストを実行し、同じ結果を生成します。これにより、テストの信頼性が向上します。
- リグレッションテスト: APIテストツールを使用することで、変更に対するリグレッションテストを簡単に実行できます。APIが変更された場合、テストを再実行することで、以前のバージョンとの違いを素早く確認できます。
上記のメリットは、APIの品質を保証することができます。テストツールは、すべてのテストケースと結果を中心に、チームがより効率的に協力して改善を求めることができます。
APIテストツール - PostmanでAPIのテストを
APIテストツールを探している場合、Postmanは必ずお見逃しできないツールです。Postmanは最も有名なAPIテストツールとして、全世界の開発者に愛用されています。
Postmanとは
Postmanは、API開発者やテストエンジニアがAPIをテストするためのツールです。Postmanは、APIのエンドポイントを呼び出し、リクエストを送信し、レスポンスを受け取り、解析するための簡単で直感的なインターフェイスを提供します。Postmanは、さまざまなHTTPリクエストを作成し、編集し、送信できるため、APIテストに必要なすべての機能を備えています。また、テストスクリプトや環境変数、コレクションなどの機能も提供しています。Postmanは、APIテストの自動化もサポートしており、テストの結果を保存し、共有することができます。Postmanは、APIのテストやデバッグに必要なすべてのツールを提供し、API開発者にとって非常に便利なツールの1つです。
ご注意:現時点では、PostmanのUIは英語のみになり、英語がそんなに得意ではない方は、Postmanの使用が難しくなる可能性があります。
Postmanを使ってAPIテストを行える詳細ガイド
それでは、Postmanを使って、APIテストを行うには、どうすればいいですか?次は、詳細なガイドを紹介するので、Postmanをパソコンにインストールして、このガイドを参照してステップずつを操作すると、APIのテストを順調に実行できると思います。
ステップ⒈Postmanアカウントに登録
Postmanを使用するために、まずPostmanのアカウントに登録する必要があります。次のサイトでPostmanのアカウントを登録することができます:
https://identity.getpostman.com/signup
ステップ⒉リクエストを新規に作成
Postmanをインストールする、Postmanウィンドウの左上隅にある「New」ボタンをクリックして、新しいリクエストを作成できます。ここで「HTTP Request」を選択します。
ステップ⒊リクエストの詳細を記入
テストしたいAPIリクエストの詳細を入力する必要があります。これには、エンドポイントのURL、リクエストのメソッド、必要なパラメータやヘッダーなどが含まれています。自分の必要に応じて、リクエストのボディを追加したりすることもできます。
ステップ⒋リクエストを送信
必要な情報を全て入力すると、「Send」ボタンをクリックしてリクエストを送信することができます。Postmanは、同じ画面内でレスポンスを返すので、レスポンスのステータス、ヘッダー及びボディを確認することができます。
ステップ⒌コレクションを作成
Postmanの主な機能になるCollection Runnerによって、複数のリクエストを実行できます。Collection Runnerを使用すると、変数を指定し、テストスイートを設定し、レポートを生成してAPIテストの結果を追跡できます。
複数のAPIリクエストをテストしたい場合は、それらをグループ化するために、コレクションを作成する必要があります。コレクションを作成するには、「New」ボタンをクリックし、「Collection」を選択した上、名前と説明を入力しましょう。
ステップ⒍コレクションにリクエストを追加
コレクションを作成したら、「Add Request」ボタンをクリックしてリクエストを追加できます。ここで同じようにリクエストの詳細を入力すると、「Save to」ボタンをクリックしてリクエストをコレクションに保存します。
ステップ⒎Collection Runnerを使用
PostmanのCollection Runner機能を使用すると、コレクション内で複数のリクエストを一括に実行できます。Collection Runner機能を使用するには、Postman画面の右上隅にある「Runner」ボタンをクリックし、実行するコレクションを選択し、「Start Run」ボタンをクリックします。
ステップ⒏テストの結果を分析
Collection Runnerがリクエストの実行を完了すると、Postmanでテスト結果が表示されます。どのリクエストが合格または失敗したかを確認でき、各リクエストに関する詳細情報を表示できます。
以上でPostman経由でAPIのテストを行う操作ガイドです。以上のガイドを参照してステップずつ操作すれば、APIのテストを効果的に実行できますが、手順もとても複雑になっています。また、日本語が非対応で、英語のUIに苦しむこともよくありますね。
ということで、Postmanを代替できるものはありますか?次じゃApidogというより高機能のAPI管理ツールを皆さんに紹介します。このツールによって、APIのテストがより直感的に簡単に実行されます。
Postmanの完全代替:より高機能で完全に日本語されたApidog
Apidogは、APIのテスト、デバッグ、設計、ドキュメンテーションなど、API関連の作業をすべて行える包括的なAPIプラットフォームです。Apidogには、Postmanの機能だけではなく、Swagger、Stoplight、Jmeterの機能も全てあります。Apidogを使ってテストを行う場合、Postmanよりもシンプルで便利にテストを実行できます。
次は、Apidogという優れたAPI管理ツールを使って、APIをテストする詳細ガイドを紹介します。
ApidogでAPIを楽々にテストする方法
ステップ⒈ プロジェクトを選択して、左側メニューから「自動テスト」を選択して、「+」ボタンをくりっして、「新規テストケース」を選択します。
ステップ⒉ここで新規テストケースの各項目を設定して、「確認」ボタンを押します。
ステップ⒊ テストのステップを追加します。APIのテストケースから、APIからインポートすることもできますし、カスタムRequestを追加することもできます。また、必要に応じて、グループ、繰り返し、条件分岐、待ち時間などの項目を設定することも可能です。
ステップ⒋ 右側のメニューでテストの設定項目を自分のニーズに応じてカスタマイズすることができます。
往復:設定したテストのステップを繰り返し回数を設定します。
スレッド数:同時に実行状態に置くことができるプログラム数を設定します。
ステップ⒌ 設定が終わると、「実行」ボタンをクリックして、テストを開始します。テストプロセスが終わると、詳細のテストレポートが生成され、各リクエストの詳細情報も確認できます。
ApidogがPostmanとの相違点を解説
ApidogとPostmanは両方ともAPIテストツールであり、開発者やテスト担当者がAPIをテストする場合で役立ちます。両方のツールには似たような機能がありますが、いくつかの重要な相違点があります。
⒈カスタムテストケース
Apidogは、特定のAPI要件に合わせて調整できるカスタムテストケースを作成できます。これにより、APIがさまざまなシナリオに対応できるようになります。
⒉負荷テストの機能
Apidogの負荷テストの機能を使用すると、高いトラフィック量をシミュレートし、ストレス下でAPIのパフォーマンスを監視することができます。これにより、APIのパフォーマンスを最大限に最適化することができます。
⒊オープンソースScript言語への対応
ApidogはJavaScriptやPythonなどのオープンソーススクリプト言語をサポートしており、開発者がAPIテストをカスタマイズして自動化することが簡単になっています。一方、Postmanは自己専属のスクリプト言語しかサポートしていないため、カスタマイズが制限される可能性があります。
⒋直感的なユーザーインターフェース
Apidogのユーザーインターフェースは、Postmanよりも直感的で使いやすく、ユーザーがテストケースやコレクションを作成、管理するのが簡単になっています。
⒌コラボレーション機能
Apidogは、Postmanよりも優れたコラボレーション機能を提供しています。Apidogを使用すると、ユーザーはコレクションを共有し、チームメンバーとリアルタイムで協力し、テスト結果を追跡して管理することができます。
⒍テスト実行数の制限
PostmanのCollection Runnerとは異なり、Apidogはコレクションのテスト数に制限が設けられていません。これは、より大きなチームにとって特に有用です。
⒎日本語へのサポート
Postmanは日本語非対応で、Apidogは日本化されたツールです。これから、英語が苦手な方でも、完全なAPI ソリューションを利用できるようになりました。
結論
Postmanは、とても優れたAPIテストツールとして、全世界のITエンジニアに愛用されています。ただし、日本語への対応がなく、国内のユーザーは利用中に多少不便が感じられます。それゆえ、もっと使いやすいAPI管理ツールのApidogを皆さんに紹介します。このツールは、Postmanを完全に代替できるので、テストをより効率的かつ簡単に実行できます。また、ApidogはAPIのテストだけではなく、仕様書生成、デバッグ、設計、開発などの必要がある場合でも、役に立つツールになります。