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徹底解説:REST APIとHTTP APIとの相違点などを

REST APIとHTTP APIとの相違点は何でしょう?本文では、この2種類のAPIを完全に解説した上、両者の相違点もみなさんに紹介していきたいと思います。

APIといえば、REST API、HTTP API、GraphQLなど、様々な種類が頭に浮かぶのでしょう。その中でユーザーに一番利用されているのは、やはりREST APIとHTTP APIですね。それでは、REST APIとHTTP APIとの相違点は何でしょう?本文では、この2種類のAPIを完全に解説した上、両者の相違点もみなさんに紹介していきたいと思います。

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使いやすいAPI管理ツールのApidogは、REST APIはもちろん、他のHTTPプロトコルを使用しているAPI技術のRPC、SOAP、GraphQLにも対応可能です。また、HTTPプロトコルを使用しないgRPC、WebSocketなど、全種類のAPIにも対応できます。

Apidogは個人向け完全無料のAPI管理ツールなので、次のボタンからApidogを利用してAPIの設計・開発・テスト作業の効率化を図りましょう。👇👇👇
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REST APIとHTTP APIについて

REST APIとHTTP APIという概念を理解するには、まずはRESTとHTTPとは何かを理解する必要があると思います。

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RESTはAPIの設計スタイルになり、HTTPはAPIの通信プロトコルになります。SOAP、REST、GraphQL、RPCなどもHTTPを通信プロトコルとして利用していますが、これらのAPIはすべて広義的なHTTP APIに属するのではないかと思います。

それでは、REST APIとHTTP APIへの理解をより深めるために、次の内容からそれぞれの具体的な特徴及び違いを見にいきましょう!

RESTとREST API

REST(Representational State Transfer)は、Webアーキテクチャのスタイルの1つであり、Web上でリソースを表現し、アクセスするための設計原則の集合体です。RESTは、HTTPプロトコルに基づいており、Webの性質に合わせたシンプルな設計が特徴です。

REST APIとは?概念と実現方法の完全解説
REST APIとは、RESTの原則に基づいて設計されたAPIで、日常的に最も頻繁に見られるAPIの種類です。本文では、RESTful APIの概念を解説した上、その実現方法をも詳しく紹介します。

RESTという設計原則にと基づいたREST APIとは、Webアプリケーションの機能を外部のクライアントアプリケーションから利用するためのAPIの一種です。REST APIは、HTTPプロトコルを使用して通信を行い、一般的にJSONまたはXML形式でデータをやりとりします。

REST APIでは、リソース(データ)を一意の識別子(URI)で指定し、HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETEなど)を使用してリソースを操作するのが特徴です。クライアントアプリケーションはHTTPリクエストを送信し、サーバーからのHTTPレスポンスを受け取ります。これにより、Webアプリケーションの機能を外部から利用することができます。

RESTful APIの構造図

HTTPとHTTP API

その一方で、HTTPはAPIの設計原則とスタイルではなく、通信用のプロトコルになり、WebクライアントとWebサーバーなどの間でデータ通信を行うためのプロトコルです。HTTP APIは、名前の通りにHTTPというプロトコルを採用しているAPIのことを指していて、HTTPプロトコルとWeb標準技術をベースに、マシン対マシンの通信インターフェースを定義したものがHTTP APIと言えます。

つまり、HTTPプロトコルを利用してデータ通信を行うAPIは、全部HTTP APIに属しています。この定義から、上記のREST APIもあくまでHTTP APIの1種になっています。HTTP APIには、RESTという規範が適用しないAPIもあります。

ということで、HTTP APIは、REST APIより広義な概念になります。

REST APIとHTTP APIの違い

上記の内容から、REST APIとHTTP APIの間、共通している点もありますが、この部分は、主に両者の相違点について解明してきたいと思います。

REST APIとHTTP APIの比較表

REST APIHTTP API
⭐️ RESTの設計原則に従っている 必ずしもREST原則に従わない
🔮 リソース指向でステートレス👥 RPCスタイルでステートフルな場合もある
🚀 HTTPメソッドをフルに活用 GET/POSTに偏ることがある
🌏 URIでリソースを表現💡 URIは処理内容を表すことがある
📄 コンテンツタイプを明示的に扱う📂 コンテンツタイプが厳密に定義されない場合がある
💾 キャッシュを活用する💿 キャッシュ無視の場合がある

つまり、すべてのREST APIはHTTP APIになりますが、すべてのHTTP APIがRESTの原則に準拠するわけではない、という関係です。REST APIはHTTP APIのうち、REST原則に従いリソース指向・ステートレスなどの特徴を備えたものを指しますが、HTTP APIはRESTに限定せず、GraphQLやRPCなど他のアーキテクチャのHTTPベース実装も含む総称と言えます。

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どのようなAPIでも簡単に管理可能:Apidog

Apidogは、API開発のライフサイクルで利用可能な包括なプラットフォームとして、APIの設計、仕様書生成と共有、APIテストとテスト自動化、モックサーバーなどの機能も簡単に実現可能です。また、Apidogが対応できるAPIの種類も様々あり、REST API、HTTP API、Web API、GraphQL、SOAP、RPCなどを利用する場合でも、Apidogはそれに対応できます。

後記:Amazon API GatewayのREST APIとHTTP APIの違い

Amazon API Gatewayが提供しているサービスの中、REST APIとHTTP APIが区別されています。それは、世間で共通している概念と違っていますが、API Gatewayは、リードのAPIサービスのプロバイダである以上、API Gateway側のREST APIとHTTP APIの違いについても説明します。

Amazon API Gatewayによって、REST APIとHTTP APIとの違いは主に以下の通りです。

  • REST APIにはHTTP APIにない多くの機能があるが、HTTP APIは最小限の機能で低価格を実現
  • セキュリティ機能はREST APIの方が豊富
  • 認証オプションは両者とも多くあるが、細かい違いはある
  • API管理機能はREST APIにのみある
  • 開発機能はREST APIの方が豊富
  • モニタリング機能は両者ともあるが、REST APIの方がいくつか追加の機能がある
  • 統合機能は両者ともあるが、REST APIの方がいくつかのオプションがある

要約すると、機能面ではREST APIの方が豊富ですが、シンプルさと低価格を求める場合はHTTP APIを選択する、ということです。ユースケースに応じてAPIの種類を選択することが重要だと言えます。

より詳しくはこちら:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/apigateway/latest/developerguide/http-api-vs-rest.html

まとめ

REST APIはRESTの設計原則に基づくAPIで、リソース指向でステートレスな特徴があります。一方、HTTP APIはより広い概念で、必ずしもRESTに従うとは限りません。REST APIはHTTP APIの一種に過ぎず、機能的にはREST APIの方が豊富です。しかし、目的に応じて、シンプルで低価格なHTTP APIを選択することもあります。

種類に関わらず、APIの設計、テスト、管理を簡単に行いたい場合、API管理ツールのApidogが便利です。ApidogならREST API、HTTP API、その他の種類のAPIもシームレスに扱うことができます。直感的なUIでAPIを設計し、リアルなテストを実行できます。モックサーバーも簡単に構築可能です。APIの開発と運用を一元管理したい場合、Apidogが最適なツールといえます。

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